フォト

Home page

お知らせ

  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
    出版作品一覧→***NEW
  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

リンク

« 腰痛のバラード | トップページ | 2222222 »

2015年1月29日 (木)

オリオンマシーン@新日本フィル

Njp150129a夜、新日本フィルの定期演奏会(第534回)での拙作:トロンボーン協奏曲〈オリオン・マシーン〉の演奏を聴きにサントリーホールへ出向く。(指揮:井上道義氏)。

武満徹(地平線のドーリア)・吉松隆(オリオン・マシーン)・リゲティ(ロンターノ)・クセナキス(ノモス・ガンマ)という…マエストロ井上らしい洒落た(しかし少し捻った)選曲の《現代音楽の古典》プログラム。(しかも特殊な配置を要求する曲ばかりなので、ステージ転換が大変そう)

Jpn129 トロンボーン協奏曲は、初演者でもある箱山芳樹氏に代わって若手の山本浩一郎氏がソロ。急の代役とあって大変だったそうだが、自在のソロで観客を沸かし笑いをとる(この曲のカデンツァは「笑わせる」のが伝統なのである)。

現実の世界は(ステージ上でマエストロが語っていたように)戦争の予兆や病そして人々の憎悪や悪意が浮遊しているが、それらも敢えて投影するのが音楽なのか、それでも自由な宇宙を紡ぎ続けるのが音楽なのか。改めて考えさせられた一夜でもあった。

« 腰痛のバラード | トップページ | 2222222 »

#日記&雑感」カテゴリの記事