フォト

Home page

お知らせ

  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
    出版作品一覧→***NEW
  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

リンク

« 調性で読み解く〜曼荼羅〜コンチェルト | トップページ | ブラームスと曾祖父 »

2015年1月18日 (日)

京都〜星幻〜風夢

Scorepdf09_2しばらく怠けていた旧作のPDF(電子化)整備を(思い出したように)すすめる。

ひとつは、京都の記念祝典のために書いた「三つの水墨画」(2013/室内オーケストラ)。そして、2006年に書いた邦楽デュオの姉弟作品「星幻譜」(笙と二十絃箏)と「風夢の舞」(尺八と二十絃箏)。

いずれも(いわゆる)「和(日本)」の世界に抵触した(つもりの)作品ではあるのだが、視点に異邦の香りと乖離感があることに改めて気付く。理由は簡単で、私自身、京都を巡って「和」の世界を愛でているつもりになっていても、生活の中にもはや着物も畳もなく、洋服や椅子やベッドでないと寛げない。日本酒と美味しい和食に舌鼓を打ち「ああ、自分は日本人なのだなぁ」とどんなに感慨にふけっても、翌朝は必ずパンと珈琲。日本で生まれ育ちながら(たぶん)明治時代に初めて日本に来た外国人と同じ「異邦感」なのである。

そのくせ、最晩年は京都に侘び住まいでも持ちたいものだと夢見ているのだが・・・サテ、侘び住まいの隠居爺になっても「それら全てを含めて〈和(日本)〉なのだ」と強がりを言い続けられるだろうか。

« 調性で読み解く〜曼荼羅〜コンチェルト | トップページ | ブラームスと曾祖父 »

#日記&雑感」カテゴリの記事