音楽聞き放題の時代
AppleMusicに続いてLINEも参入し、日本でも定額制の音楽配信サービス(いわゆる「聞き放題)」が本格化しつつあるようだ。
聴き手の側からすれば月1000円程度であらゆるジャンルの音楽(もちろんクラシックも含む)をいつでも幾らでも聴ける…というのは夢のような時代の到来である。
一方、音楽を作っている側からすれば一曲の価値の余りの暴落ぶり(実際、一曲あたりにすると数十円とか数円のレベルになるわけで)に悲観的な未来を思い描く人も出て来そうだ。
どうやら音楽文化は今ひとつの曲がり角に来て居る。それは確かなのだが、音楽が「録音」出来るようになった衝撃や、FM放送あるいはCDやカセットテープが登場したときの衝撃に比べれば、「そういう時代になったということか」という以上の感慨はない。
ただ、ネット上にストックされた楽曲が「3千万曲以上(Apple)」と言っても、人間の生み出した全ての音楽から見ればほんの数%(いや、コンマ数%以下かも知れない)。それが証拠に、アナログ時代の例えば60〜70年代の現代音楽作品やマイナーな自家製盤などは(「聴く人がいるのか?」という問題は置いといて)残念ながら聴くことが叶わない。
もし過去に一度でもレコード盤やテープなどで発売されたものは全てネット上で聴ける…という「聞き放題」があるなら(今までLPやCDにかけた金額のことを思えば)月数万円投資しても惜しくない・・・ような気がしないでもないような気もするが、サテ、どンなものだろうか・φ(.. )。
« 単語失踪事件 | トップページ | 音楽の中の第3の神 »
「ネット、パソコン」カテゴリの記事
- Finaleのコーダ(2024.08.29)
- 3 Mac 3 iPad(2023.05.03)
- 光への旅(2021.04.20)
- 花の名前は…(2021.04.05)
- モバイルSuicaトラブル(2019.12.23)