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    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・10月01日/08日/15日

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2015年7月30日 (木)

マーラーの墓

Mahler9

NHK 504スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」収録。

今回は、尾高忠明指揮東京フィルによるマーラーの交響曲第9番(2015年7月17日第867回サントリー定期より)を2回に分けて放送。

9月6日(日)が前半第1楽章・第2楽章。最初にモーツァルトの歌劇「後宮からの誘拐」序曲(7月12日第866回オーチャード定期より)
そして9月13日(日)が後半第3楽章・第4楽章。こちらは最後にシベリウス「悲しいワルツ」(7月5日第64回午後のコンサートより)

むかし(1996年)ウィーンに行った時、マーラーの墓を訪れたことがある。ベートーヴェンが散策したハイリゲンシュタットの少し先、グリンツィングの丘の上の墓地にある「GUSTAV MAHLER」と彫ってあるだけの白い四角い墓だ。ベートーヴェンら大作曲家たちが大勢眠っている中央墓地ではなく、遙か離れた郊外の墓地に別扱いでひっそりというあたりに、当時の楽壇での彼のポジションが伺えてちょっと切ない。

花束を置いて手を合わせたら遠くの教会の鐘が鳴り出したり、ホテルに戻ってラジオを付けたらいきなり第9番が流れてきたり、偶然にしては出来すぎの「何かのメッセージ?」とゾクッとした出来事も幾つか。

しかし、翌朝、テレビを付けたら日本のアニメ(ハイジだったかセーラームーンだったか)がいきなり流れてきて、部屋に漂っていた霊気をキレイさっぱり押し流してしまった。

2015年7月28日 (火)

図解(らくがき)音楽大事典@復刻

Musics_4

10年ほど前に出したクラシック入門書三部作(学研)を再編集して復刻していただくことになり、打ち合わせ。

とは言っても、3冊をふたたび…ではなく、楽典やオーケストラの基礎を綴った「図解クラシック大事典」をベースに、「名曲ガイド」の音楽史やコラム部分をプラスして一冊にした合本のような構成。全編ほぼイラスト(というよりマンガ)なのは相変わらず。

Conductorx8_3そのまま編集にお任せすればこちらの作業はゼロだったのだが、微妙に絵柄が古いのが気になり、あちこちイラストを描き直したり書き足したりすることに。結果、身から出たサビの大仕事で今年の夏は潰れそうな予感・(=_=)・

出版は…夏が終わって秋(9月下旬)頃の予定。

2015年7月26日 (日)

真夏の余談

Hot2015

東京 35°C・・・暑い・・・というより「熱い」

青い空に白い雲・・・とビジュアルだけは清々しいが、外を歩いていてぱったり倒れたら、そのままミディアムレアな焼死体になってしまうような気がする。

そんな暑さの中ふらふらと辿り着いた仕事場で、何年か前に書きかけたままお蔵入りになっていたヴァイオリン協奏曲の楽譜の断片を発見。見ているうちに…あまりの暑さに脳が空転し…どう繋がるのか不明で支離滅裂な楽想がぷちぷちと涌いて出て来て収拾が付かなくなる。高温高湿度でぐじゅぐじゅと増殖する雑菌のような音楽で・・・もちろん頭が冷えたら雲散霧消の運命。

Ueda余談ながら、先日(7/23)亡くなった慶應ラグビー部監督出身のキャスター上田昭夫氏の経歴に「高校の同級生に作曲家の吉松隆がいる」と書いてあって驚く。高校の頃の古い名簿を引っ張り出してみると、確かに(同じクラスになったことはないが)同じ学年で、私がC組、彼がO組。あんな清々しい笑顔の慶応ボーイ&スポーツマンが若くして病気で亡くなられるとは。・・・合掌。

さらに余談の余談ながら、2000年7月に起きた英国人女性殺害事件のO氏の名前もJ組に発見。当時「同じ高校の同級じゃないですか?」と言われ雑誌に小さな記事にされたほどなのだが、名簿にそういう名前はなく首をかしげていた。しかし、元々彼は日本国籍ではなく本名はKなのだそうで、高校にはHという名前で通っていたことを今回初めて知る。

3kosちなみに、ピアニスト舘野泉氏も指揮の藤岡幸夫氏も同じ高校の先輩後輩。別に同じ学校出身だから知り合ったわけでもなく全くの偶然なのだが(それどころか舘野さんについてはそうと知ったのはずいぶん後になってから)、まさかここまで深い付き合いになるとは・・・縁というのは不思議なものだ。しかし、どう見ても私が一番慶応ボーイっぽくない・(=_=)・

・・・と真夏の太陽の下で、同じ高校を出た5人の過去と未来が交錯し、しばし遠い目になる。

2015年7月24日 (金)

後の祭り

0724京都で祇園祭の後祭(あとまつり)始まる。昨夜が宵山で、今日は山鉾&花笠巡行。夜は先日(17日)の神幸祭で四条寺町の御旅所に運んだ神輿を八坂神社に戻す還幸祭。

一説には、祇園祭の「前祭」に行かずに「後祭」に行くことが「後の祭り」の語源だと言うが、今回はその「後祭」に行きそこなったので・・・・・文字通りの「後の祭り」・(=_=)・

ちなみに、雨の前祭で堪能できなかったのが祇園祭の「音」。♪コンチキチンで知られる祇園囃子は、笛(能管)・太鼓(締太鼓)・鉦(かね/摺鉦)の組み合わせで演奏される山鉾のリズムボックス(?)で、鉾の上では、笛8・太鼓2・鉦8の「囃子方」が、動き始めのスローな「渡り囃子」、アップテンポの「戻り囃子」のほか、辻廻しの場面での方向転換に合わせた囃子や、終盤を告げる囃子など、テンポやリズムを変えた30曲以上を組み立てて演奏しているのだそうだ。それぞれの曲(松、竹、千鳥、月、扇など)自体は1〜2分の長さだが、それを繰り返したり組み合わせたりして巡行全体の2時間強に渡るステージを構成する。まさに街を舞台にした壮大な舞台音楽である・・・

2015年7月19日 (日)

梅雨明け

Seaqa梅雨が明けて殺人的な猛暑。

台風の中の祇園祭は夢のようだったが・・・安保法案強行採決の翌日に「小雨決行、大雨強行」という熱い心意気で行われた意義は大きい。

なにしろ「戦争でも起こらない限り中止しない祭」なのだ。逆に言えば、中止にしたら何が起こるか分からない。これはある意味で、街をあげての反戦への祈祷でもあったのかも知れない。

2015年7月17日 (金)

祇園祭@山鉾巡行

Gionc

台風11号の雨の中、祇園祭のハイライト山鉾巡行を見る。

台風直撃で中止も有り得たらしいが、さすが祇園祭。巡行が始まる9時頃にはなぜか雨も小やみになるという不思議。京都だけ台風よけの「結界」がある…という話をふと信じてしまいそうになる。

ただし山鉾を飾る水引や前懸は雨よけのビニールで覆われ、山の頭を飾る鮮やかな人形や蟷螂などは(強風で壊れたりしないように)カバーを被っていたり取り外されていたりと、かなり地味め。しかし最大25mもの高さの色鮮やかな建造物が大勢の曳手に引かれてごろごろと大通りを行くのは圧巻。

二十三台の山鉾が全て出揃ったあたりで土砂降りの雨になるも、♪コンチキチンというお囃子の音だけは遠くで鳴り続け…これも不思議な音響世界を醸し出す。

Kirinb ちなみに、むかし(1988年)京都からの委嘱で書いた〈一角獣回路〉という曲は、祇園祭の先頭を行く長刀鉾の麒麟(一角獣)の絵→が街中をぐるりと回路図を描くように巡行することから命名したもの。なぜ〈麒麟回路〉でないかというと、そうするとサントリーホールで演奏できなくなるから(笑)

Yasaka06_2追記:夜、八坂神社の前に白装束の男衆が集まり、三基の神輿を掲げて街中を練り歩く〈神幸祭〉が始まる。こちらも楽しみにしていたのだが、土砂降りに近い雨。遠くに聞こえる声だけを愛でながら木屋町の料理屋で静かに酒を飲む。これもまた良き哉。

2015年7月16日 (木)

祇園祭宵山

Giona_2また仕事場裏の路地を抜け京都へ。

今回はちょうど祇園祭の宵山(前夜祭)。街のあちこちに鉾や山が並ぶ祭りのクライマックス前夜・・・なのだが今年は台風11号が近づいているということで、山鉾にビニールが掛けられていたり飾りが取り外されていたりお囃子や提灯が少なめだったり、静かな感じ。

大雨を覚悟して行ったのだが、着いてみれば湿気のある曇り空ながら雨が降ることもなく穏やか。昨日の宵々山まではかんかん照りの真夏日だったそうだが、猛暑と人出の中を歩くことを考えると、このくらいの方がありがたい。

Gionb

夕方からは四条烏丸周辺が歩行者天国となり、淡い明かりの中に山鉾が浮かび上がる。屋台が並び浴衣姿の女性たちが歩き、すっかり「夏祭り」の風情。

時々パラパラと小雨が降るものの、祭りを楽しむ人の多さは変わらず。(それでも、台風の影響で例年に比べるとかなり人出は少ないそうなのだが)

夜は先斗町でおばんざいを突きながら一杯。台風直撃コース真っ只中での祇園祭だが、中止になったのは「本能寺の変とか太平洋戦争の時だけ」なのだそう。明日はいよいよ山鉾巡行。

2015年7月14日 (火)

摂氏34度のベートーヴェン

40最高気温34度の猛暑の中、NHK 503スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」 7〜8月分3本の収録。

7月19日(日)放送分は、ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番より(cl:アンドレアス・オッテンザマー)、チャイコフスキー:交響曲第2番〈小ロシア〉。川瀬賢太郎指揮神奈川フィル(2015年2月20日、第306回定期演奏会より)

7月26日(日)放送分は、ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」序曲、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(p:三舩優子)。
8月2日(日)放送分は、ベートーヴェン:「エグモント」序曲、交響曲第5番〈運命〉。 梅田俊明指揮東京フィル(いずれも2015年6月21日、千葉県旭市での公開録音から)

Sky1508 3時間という長丁場の収録だったが、オッテンザマー氏の清涼なクラリネットの音色に始まり、チャイコフスキー、ベートーヴェンともなかなか清々しい名演で癒やされる。最後の「運命」は・・・14歳の冬この曲を聴き「作曲家になる!」と決意を固めた「運命の夜」を思い出した。熱かったのだな、あの時も・・・

2015年7月11日 (土)

どれみえーる

Doremie

NHKのスタジオで子供のための音楽番組「どれみえーる」用に制作していた音楽のミキシング&トラックダウン。

今回は(仮作成名)〈メロコ〉(アニメーション:石志哲郎)、および〈リメハ〉(アニメーション:デコボーカル)の2曲。メロコはMIDI音源による疾走する凸凹ソナチネ、リメハの方はボーカロイドによるコーラス付きのテクノポップ(??)

そのほか2分間にクラシック名曲12曲を詰め込んだ濃縮版〈コンガラガリアン狂詩曲ミニ〉(山下一史指揮東京フィル/アニメ:シシヤマザキ)も同時上映。

放送は8月7日(金)9:00〜9:10。Eテレ(NHK教育テレビ)。・・・たった10分にかける手間と情熱(と狂気?)・・・φ(.. )

2015年7月10日 (金)

エロイカの3づくし

40NHK 504スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」8月分1本の収録。

今回は8月23日(日)放送分で、小林研一郎指揮東京フィルによるベートーヴェン交響曲第3番「英雄」。(2015年3月15日第861回オーチャード定期より)

英雄交響曲(エロイカ)というとナポレオンがらみで語られることが多いが、なぜか「3」づくしな不思議な曲でもある。「3」番目の交響曲で、調性は音階3番目の音「変ホ」、調号は♭3つ、出だしは4分の3。しかもオーケストラには英雄のキャラクターを奏するE♭のホルンが「3つ」(しかも、それが3楽章のトリオで活躍する)。
作曲家には数遊びや暗号が好きな人が多いが、ベートーヴェンはあまりそういうタイプではなさそうだから偶然なのか・・・あるいは若い頃信奉したフランス革命旗のトリコロール(三色旗/青白赤)でも意識したのだろうか?
ちなみにナポレオンはベートーヴェンと同世代(学年はひとつ上)。エロイカ初演の年の秋、ベートーヴェンの住むウィーンは彼の率いるフランス軍に占領されることになる。やはり献呈しないで正解だった・・・?

2015年7月 8日 (水)

・・・(v_v)・・・Ame

2015年7月 5日 (日)

居酒屋にて

Sakekas

「首なし美人の死体」
「世界一小さい巨人」

「人道的大量殺戮兵器」

「テロ撲滅のためのテロ」

…居酒屋のカウンターの向こうで男性が二人、奇妙な言葉をやり取りしていた。初めはしりとりでもやっているのかと思ったが、どうやらパラドックスあるいは自己矛盾になる言葉を言い合っているのらしい。

「私は女性を差別する人間と女が大嫌いだ」
「安全のためならどんな危険もいとわない」

「何にでも〈笑える〉というヤツの頭の悪さは笑える」
「言論の自由を認めないような言論は認められない」

「はい。欠席の人は手を上げて」
「悪いことをして何が悪い」

…聞いているうちに、だんだんどこがパラドックスなのか分からなくなってきた…

Sakej

2015年7月 3日 (金)

音楽のない人生なんて

41pviolinists

若い頃は、〈音楽〉のない人生など考えられなかった。

でも、50歳を過ぎたあたりから週に一日くらいなら「なくても平気」になり、60歳を過ぎると「なくても普通」になってきた。

これって年取ったと言うことなんでしょうかね?と某氏に聞いたところ、「まァ、〈音楽〉のところに何を入れても同じですよ」

なるほど。 

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