フォト

Home page

お知らせ

  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
    出版作品一覧→***NEW
  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

リンク

« 祇園祭宵山 | トップページ | 梅雨明け »

2015年7月17日 (金)

祇園祭@山鉾巡行

Gionc

台風11号の雨の中、祇園祭のハイライト山鉾巡行を見る。

台風直撃で中止も有り得たらしいが、さすが祇園祭。巡行が始まる9時頃にはなぜか雨も小やみになるという不思議。京都だけ台風よけの「結界」がある…という話をふと信じてしまいそうになる。

ただし山鉾を飾る水引や前懸は雨よけのビニールで覆われ、山の頭を飾る鮮やかな人形や蟷螂などは(強風で壊れたりしないように)カバーを被っていたり取り外されていたりと、かなり地味め。しかし最大25mもの高さの色鮮やかな建造物が大勢の曳手に引かれてごろごろと大通りを行くのは圧巻。

二十三台の山鉾が全て出揃ったあたりで土砂降りの雨になるも、♪コンチキチンというお囃子の音だけは遠くで鳴り続け…これも不思議な音響世界を醸し出す。

Kirinb ちなみに、むかし(1988年)京都からの委嘱で書いた〈一角獣回路〉という曲は、祇園祭の先頭を行く長刀鉾の麒麟(一角獣)の絵→が街中をぐるりと回路図を描くように巡行することから命名したもの。なぜ〈麒麟回路〉でないかというと、そうするとサントリーホールで演奏できなくなるから(笑)

Yasaka06_2追記:夜、八坂神社の前に白装束の男衆が集まり、三基の神輿を掲げて街中を練り歩く〈神幸祭〉が始まる。こちらも楽しみにしていたのだが、土砂降りに近い雨。遠くに聞こえる声だけを愛でながら木屋町の料理屋で静かに酒を飲む。これもまた良き哉。

« 祇園祭宵山 | トップページ | 梅雨明け »

旅行・地域」カテゴリの記事