真夏の余談
東京 35°C・・・暑い・・・というより「熱い」
青い空に白い雲・・・とビジュアルだけは清々しいが、外を歩いていてぱったり倒れたら、そのままミディアムレアな焼死体になってしまうような気がする。
そんな暑さの中ふらふらと辿り着いた仕事場で、何年か前に書きかけたままお蔵入りになっていたヴァイオリン協奏曲の楽譜の断片を発見。見ているうちに…あまりの暑さに脳が空転し…どう繋がるのか不明で支離滅裂な楽想がぷちぷちと涌いて出て来て収拾が付かなくなる。高温高湿度でぐじゅぐじゅと増殖する雑菌のような音楽で・・・もちろん頭が冷えたら雲散霧消の運命。
余談ながら、先日(7/23)亡くなった慶應ラグビー部監督出身のキャスター上田昭夫氏の経歴に「高校の同級生に作曲家の吉松隆がいる」と書いてあって驚く。高校の頃の古い名簿を引っ張り出してみると、確かに(同じクラスになったことはないが)同じ学年で、私がC組、彼がO組。あんな清々しい笑顔の慶応ボーイ&スポーツマンが若くして病気で亡くなられるとは。・・・合掌。
さらに余談の余談ながら、2000年7月に起きた英国人女性殺害事件のO氏の名前もJ組に発見。当時「同じ高校の同級じゃないですか?」と言われ雑誌に小さな記事にされたほどなのだが、名簿にそういう名前はなく首をかしげていた。しかし、元々彼は日本国籍ではなく本名はKなのだそうで、高校にはHという名前で通っていたことを今回初めて知る。
ちなみに、ピアニスト舘野泉氏も指揮の藤岡幸夫氏も同じ高校の先輩後輩。別に同じ学校出身だから知り合ったわけでもなく全くの偶然なのだが(それどころか舘野さんについてはそうと知ったのはずいぶん後になってから)、まさかここまで深い付き合いになるとは・・・縁というのは不思議なものだ。しかし、どう見ても私が一番慶応ボーイっぽくない・(=_=)・
・・・と真夏の太陽の下で、同じ高校を出た5人の過去と未来が交錯し、しばし遠い目になる。