後の祭り
京都で祇園祭の後祭(あとまつり)始まる。昨夜が宵山で、今日は山鉾&花笠巡行。夜は先日(17日)の神幸祭で四条寺町の御旅所に運んだ神輿を八坂神社に戻す還幸祭。
一説には、祇園祭の「前祭」に行かずに「後祭」に行くことが「後の祭り」の語源だと言うが、今回はその「後祭」に行きそこなったので・・・・・文字通りの「後の祭り」・(=_=)・
ちなみに、雨の前祭で堪能できなかったのが祇園祭の「音」。♪コンチキチンで知られる祇園囃子は、笛(能管)・太鼓(締太鼓)・鉦(かね/摺鉦)の組み合わせで演奏される山鉾のリズムボックス(?)で、鉾の上では、笛8・太鼓2・鉦8の「囃子方」が、動き始めのスローな「渡り囃子」、アップテンポの「戻り囃子」のほか、辻廻しの場面での方向転換に合わせた囃子や、終盤を告げる囃子など、テンポやリズムを変えた30曲以上を組み立てて演奏しているのだそうだ。それぞれの曲(松、竹、千鳥、月、扇など)自体は1〜2分の長さだが、それを繰り返したり組み合わせたりして巡行全体の2時間強に渡るステージを構成する。まさに街を舞台にした壮大な舞台音楽である・・・