マーラーの墓
NHK 504スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」収録。
今回は、尾高忠明指揮東京フィルによるマーラーの交響曲第9番(2015年7月17日第867回サントリー定期より)を2回に分けて放送。
9月6日(日)が前半第1楽章・第2楽章。最初にモーツァルトの歌劇「後宮からの誘拐」序曲(7月12日第866回オーチャード定期より)
そして9月13日(日)が後半第3楽章・第4楽章。こちらは最後にシベリウス「悲しいワルツ」(7月5日第64回午後のコンサートより)
むかし(1996年)ウィーンに行った時、マーラーの墓を訪れたことがある。ベートーヴェンが散策したハイリゲンシュタットの少し先、グリンツィングの丘の上の墓地にある「GUSTAV MAHLER」と彫ってあるだけの白い四角い墓だ。ベートーヴェンら大作曲家たちが大勢眠っている中央墓地ではなく、遙か離れた郊外の墓地に別扱いでひっそりというあたりに、当時の楽壇での彼のポジションが伺えてちょっと切ない。
花束を置いて手を合わせたら遠くの教会の鐘が鳴り出したり、ホテルに戻ってラジオを付けたらいきなり第9番が流れてきたり、偶然にしては出来すぎの「何かのメッセージ?」とゾクッとした出来事も幾つか。
しかし、翌朝、テレビを付けたら日本のアニメ(ハイジだったかセーラームーンだったか)がいきなり流れてきて、部屋に漂っていた霊気をキレイさっぱり押し流してしまった。
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