夏休み
むかしから「夏休み」には縁がない。特に、作曲を仕事にしてから以降は、夏というと、日にも当たらず外にも出ずクーラー付けっぱなしの狭い部屋に籠もりきりでひたすら机に向かう生活が基本だ。
と言うのも、周りがみんな「じゃ、休み明けまでに作品(原稿)よろしく!」と言って夏休みに入るからで・・・当然ながら完全一人制手工業の身としてはその間(休まず)ひたすら作業するしかないことになる…・(v_v)・
ロマン派の作曲家たち(チャイコフスキーやブラームスやマーラー…)の交響曲の多くが夏に書かれているのも事情は同じ。秋のコンサートシーズン(9月〜11月頃)に初演するためには夏の間に完成させる必要があるからだ。
しかし、同じ夏の「籠もり仕事」でも、暑い都会を離れた避暑地の別荘で一夏かけて交響曲を書く・・・というなら羨ましい限り。結局、見果てぬ夢に終わったが、死ぬまでに一度くらいはやってみたかった気もする・・・φ(.. )