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2015年9月

2015年9月30日 (水)

NHK音楽祭2015オープニングコンサート

Nhkfes2015_2

夜、NHK音楽祭2015オープニングコンサート(NHKホール)に出演。

開演前のロビーおよびコンサート冒頭で書き下ろしの〈音楽祭ファンファーレ〉を演奏、 そのあと番組のMCをやっているFM「ブラボー!オーケストラ」についてひとことふたこと(司会:加羽沢美濃さん、松井治伸アナウンサー)。そして〈名曲メドレー(コンガラガリアン狂詩曲)〉の演奏。現田茂夫指揮東京フィル。

ちなみにメドレーされた名曲は・・・
ベートーヴェン:運命
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
プロコフィエフ:ロミオとジュリエット
ヴェルディ:レクイエム
モーツァルト:交響曲第40番
J.シュトラウス:ラデツキー行進曲
ベートーヴェン:交響曲第7番
ビゼー:カルメン
チャイコフスキー:白鳥の湖
ボロディン:ダッタン人の踊り
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
R-コルサコフ:シェエラザード
プッチーニ:トゥーランドット
ホルスト:惑星よりジュピター(木星)
コーダ:ベートーヴェン第9(+ロッシーニ:ウィリアムテル序曲、モーツァルト:アイネクライネ・ナハトムジーク、ラデツキー行進曲&運命reprise)

@この曲の室内楽版(fl,vn,vc & p)の楽譜はここで手に入れられます。***

2015年9月28日 (月)

ムソルグスキーとレスピーギ

Mussres

NHK 501スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」10月分2本の作成。

10月11日(日)放送分は、ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲、ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」。(2015年9月10日第868回サントリー定期より)

10月18日(日)放送分は、レスピーギ:組曲「シバの女王ベルキス」、ラフマニノフ(レスピーギ編曲)「音の絵(5つの絵画的練習曲)」(2015年5月21日第94回オペラシティ定期および第868回サントリー定期より)。いずれも演奏はバッティストーニ指揮東京フィル。

クーセヴィツキによるオーケストラ編曲委嘱シリーズ第1弾「展覧会の絵」と第2弾「音の絵」の対比。そしてラヴェルとレスピーギという管弦楽法の魔術師二人によるオーケストレイション対決。バッティストーニ氏の視点はなかなか面白い。

2015年9月27日 (日)

続サイバーバード協奏曲 PianoReduction版

Cbc

サイバーバード協奏曲のPiano Reduction版、須川展也・小柳美奈子両氏にチェックしてもらって最終校正中。

9月30日(水)にはNHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」(還暦コンサート《鳥の響展》再放送)、10月30日には関西フィルで再演(第269回定期演奏会)もあるので、10月中にはなんとかASKSにアップする予定。

2015年9月26日 (土)

パドゥシャのためのDUO

Ahcd2

パドゥシャ(山口多嘉子さん、小柳美奈子さん)のお二人の新しいアルバム用にパーカッションとピアノのデュオを幾つかアレンジ中。

アトムハーツクラブの第1番はトリオ版(パーカッションx2とピアノ)で演奏するそうなので、第2番の方をデュオ版(パーカッションとピアノ)用に制作。もともとかなりジャズっぽいテイストの組曲(全6曲)なので、バラードっぽい曲をヴィブラフォンとピアノで鳴らすとそのまんまMJQに・(v_v)・

Cutdjta もうひとつ「優しき玩具」からも何曲か選んでDUO版を構想。こちらは一曲ごとにマリンバ・グロッケン・ヴィブラフォン・スティールドラム・ウッドブロック・シロフォン…と目まぐるしく持ち替えるオモチャ箱テイスト。

原曲は18〜9歳(大学にあがった頃)に書いたものだが、現在の作風と何ら変わっていないところが怖い・(・_・)・

2015年9月23日 (水)

復刻!クラシック音楽大事典

Jitend

Jitena

Kindle版同時発売・・・

2015年9月22日 (火)

八幡神社秋祭り

8man2015

近所の神社(代々木八幡神社)で22日・23日と秋の例大祭が始まる。

昔から、お祭りというと雨のことが多く、両日晴れ(の予定)というのはちょっと珍しい。

朝、御神輿が家の前を通過し、お祭り気分を盛り上げる。夕方、奉納金を社務所に納めに行くと、すごい人出だ。

見慣れた森がこの2日間だけ異世界になる。

2015年9月20日 (日)

本の整理&処分

Bookss

京都から戻り、断捨離(というより身辺整理?)の一環で、部屋を埋め尽くす本の整理&処分を始める。

晩年は三畳一間に所持品全てが収まるような生活が理想?なので、基本的には「紙の本は(楽譜以外)全て廃棄」が目標。しかし、いざ仕分けを始めると「あ、これは捨てられない」「これは…無理」というもの続出で早くも心が折れる・(v_v)・

というわけで、まずは半分。古書引取業者に「何百冊ぐらいですか?」と聞かれ「さあ。千は超えるけど、万は超えない(と思う)」。そう言えば、以前CD(転売禁止の試聴盤など)を廃棄業者に処分して貰った時は、部屋にびっしり積み上げてあって数えようもなく、「縦何メートルx横何メートル」という計算だった・φ(.. )

本やCDに心があれば「数えてもくれないのか!」と僻むだろうか。でも、捨てられ忘れられるという点では、人だって同じようなモノだよ・・・

2015年9月16日 (水)

明日へのかたち展@京都2015

Bosats京都2日目、母(吉松道子)が毎年出品している工芸展「明日へのかたち展」初日に伺う。

今回は旧作の「BOSATSU(菩薩)」を出品。刺し織り12枚のパネルを組み合わせるとなにやら「顔」が見えてくるという仕掛けの大作。

会期は9月16日(水)から20日(日)まで。10時~18時。京都文化博物館(高倉通り三条上ル)5階ギャラリーにて。入場無料。

帰り際、1Fの売店で偶然2012年「平清盛」特別展の時の豪華冊子を見つける。色々な絵巻物や資料が網羅されていてとても参考になる・・・が、これは3年前に欲しかった・(v_v)

Asuno2015a

昼過ぎから雨になったので少し落ち込んでいたが、夕方あがったようなので高台寺から八坂神社あたりをぶらつく。「祇園でちょっと早めに開いているおばんざいやさん」と紹介された「ぎをんまんざら」で一杯。

そのあと、暗くなった先斗町を散策する。気分はすっかり徘徊老人・φ(.. )

1509c_2

2015年9月15日 (火)

京都の初秋

Kyoto1509a

仕事が一段落したので、遅い夏休み?を兼ねて久しぶり(と言っても祇園祭以来なので、ほんの2ヶ月ぶり)に京都へ。

天気が下り坂というので、晴れているうちにと最近(2014年10月)出来た「将軍塚」の舞台に登ってみる。桓武天皇が平安京を作るとき(794年)ここから見下ろして都の配置を考えたと伝わるほどで、京都の街が一望出来る絶景の地。まだ人も少なく穴場の名所。

そのあと下賀茂神社に出て、糺の森を散策。ここも京都が京都になる前(縄文時代)からの遺跡があるという古い場所だが、最近すぐ近くに新しいマンションの建設工事が始まり、その新旧数千年の軋みっぷりに複雑な気分。

Kyoto1509b そのままゆっくり鴨川のほとりを歩いて木屋町三条へ。早めに開いているいつもの店で一杯…と思ったら定休日。よく見ると「火曜定休」というお店が結構ある。仕方がないので場所を変え、初めての焼き物の店で一杯。お客は私一人だったので年配の板さんと延々話し込む。

2015年9月14日 (月)

Fanfare 2015

Fanfaren夏の間悶々と書いていた〈Fanfare 2015〉ようやく脱稿。

コンサートが始まる前にロビーで演奏する1分ほどの金管五重奏版、オーケストラの金管セクションが吹奏する短いファンファーレ版、同五重奏版…というA,B,C 3パターンを制作。

初披露はNHK音楽祭2015のオープニングコンサート。NHKの音楽番組(テレビからラジオまで)で司会をやって居られる方々が集まり、番組にちなんだ各MCお薦めの曲をオーケストラ(現田茂夫指揮東京フィル)が生演奏するという豪華企画で、私も「ブラボー!オーケストラ」のMCとして(クラシック名曲メドレー「コンガラガリアン狂詩曲」と一緒に)参加予定。

コンサートはハガキで申し込む無料招待制だが、残念ながらもう応募は締め切られた由。当日FMで生放送(9月30日(水)19:00〜21:10) されるそうなので、興味おありの方はラジオで。

2015年9月11日 (金)

イタリアオペラ BIG 3

Big3aNHK404スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」の解説10月分1本の収録。

今回は10月4日(日)放送分で、ロッシーニ:歌劇「コリントの包囲」序曲、ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」から「舞曲(バレエ音楽「四季」)、プッチーニ:交響的前奏曲。バッティストーニ指揮東京フィル(2015年5月21日第94回オペラシティ定期より)

Rossini, Verdi, Puccini の3人は、イタリアオペラ作曲界のBIG3…であると共に、生きている間に「成功」と「名声」と 「お金」の3つを手にしたクラシック音楽界屈指の「勝ち組」作曲家。これに「長寿+平穏な晩年」と「死後の名声」が加われば無敵のパーフェクト作曲家だが、現実には(この中ではヴェルディ先生が最も近いが)ほとんど存在しない。こればかりは才能でも努力でもなく、ただ「運」としか言いようがないからだ。
            *
収録終了後、NHK音楽祭の打ち合わせ。9月30日のオープニングコンサートではFM音楽番組のMCたちがトークで登場するほか、私がむかし書いた(8分ほどにクラシック名曲20曲近くを詰め込んだ )名曲メドレー〈コンガラガリアン狂詩曲〉も演奏されて花を添える予定。もちろんこのBIG3の曲もしっかり入っている。コンサートの様子は生放送されるとのこと。

2015年9月 9日 (水)

Music Note Book

Mnoteらくがき音楽大事典の復刻と合わせて(落書きキャラをデザインした)五線譜ノートを企画中とか。

改訂作業をしているとき「音符を書く五線と文字を書く横罫が両方あるノートが便利…」と呟いたところ、それを作ってみることにしたらしい。

私も、今でこそ楽譜も文章も絵も全てパソコン入力だが、最初の最初のアイデア(メモ)はやはり紙に「書き留める」ことが多いような気がする。ゼロの状態からだと、「パソコン(やiPad)を手にし→電源オン(スリープ解除)して→アプリを立ち上げ→キイボード入力する」より、「紙とボールペンを見付け→書き留める」方が早いから、だろうか。

むかし(iPadなどない頃)は、手帳とボールペンを肌身離さず持っていて(それこそ寝るときもお風呂でも)、思い付いたことはすぐメモれる体制を取っていた。しかし、最近は(書くものが見当たらず)ポケットにねじ込んだレシートの裏に殴り書きすることが多く、ちょっと情けない。

それはそうと、担当サンいわく、「失礼ながら、センセの音楽を色々(プレイアデス舞曲集とか「平清盛」とかタルカスとか)お聴きしたんですけど、どれもこういうマンガを描くヒトが書いたものとはどうしても思えないんですが…」

Cutaaa

・・・私もそう思います。(^_^;

2015年9月 7日 (月)

手書きのデジタル化

Adlib2_2制作中のサイバーバード協奏曲@ピアノリダクション版の…図形楽譜アドリブ部分手書き楽譜(上)と、なんとかFinale入力してみた同じ部分(下)。

音符は(八分音符で)いくつかランダムに入力して連桁した後「道具箱ツール」で符頭と符尾を消して表現。黒三角形▲や四角形■の音符(クラスター)は「発想記号」にPhotoShopで作った図形を読み込んだもの。ギザギザ線✓は「変形図形」の直線と破線の組み合わせ。あくまでも「図形」音符なのでPlayBackしても音は出ない。

むかし(全てが手書きだったアナログの時代)は、こういうメチャクチャな楽譜を書いて写譜屋サンに丸投げしても結構「それらしく」パート譜にして貰えたが、デジタル時代の今は逆にこういう「適当にアドリブ」という発想を伝える書き方が難しい。

Finaleも、せめて図形を描き込める別レイヤーがあればいいのだが(…と以前提案したことがあるがまだ実現していない)。ちなみに、印刷でPDFに落とした上でAcrobat Proなど経由でページ毎にPhotoShopで加工すれば図形楽譜のスコアも作成は可能。ただし、もちろんPlayBackは効かない。

2015年9月 6日 (日)

ファンファーレ脳の煩悶

Fanfare_2とあるコンサート用にファンファーレを頼まれている。

ファンファーレという曲種自体は、既に幾つか書いているが、どちらかと言うと普段の自分の世界にはない(明るい)タイプの音楽なので、作曲するには、まず頭を《ファンファーレ脳》に切り替えるところから始める。

すると、ようやく頭の中にファンファーレが鳴り始める…のだが、ひとつ鳴り出すと(夏の太陽に照らされてセミが鳴き出すように)次から次へと鳴り出して止まらなくなる。なので、ちょっと油断すると頭の中でわさわさと増殖し始め、卵から孵ったオタマジャクシの群のように頭が池を埋め尽くす状態になるわけなのだ。

こうなると問題は、この膨大な数の中から「どのひとつを選ぶか」になるのだが、みんな基本的に♪パンパカパンなので、選ぶのもひと苦労。そう言えば、むかし某先輩が言っていた。「5分の曲が5分で書けることもあれば、10秒の曲を作るのに10週間かかることだってある」。音楽は……深い。

2015年9月 2日 (水)

サイバーバード協奏曲@PianoReduction版

Cbc

先日SibeliusでもらったDATAをFinaleに移植し、サイバーバード協奏曲のピアノリダクション版制作を始める。

手書き時代の作品(1994年) なので、作業するには一から全て打ち込み直さなければならず断念していたが、基本枠(ソロパートと全体の譜割)のDATAが手に入ったことで、かすかな「やる気」が再燃。

Adlibパーカッションを加えたTRIO版バージョンも考えたが、やはり最終的にはピアノとのDUO版に決定。

ただし、問題は、こういう→アドリブの図形楽譜の部分。・・・サテどうするか・・・。

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