KENJI@舘野泉リサイタル
銀座ヤマハホールで「舘野泉バースデー・コンサート〜音楽と物語の世界」を聞く。
後半、草笛光子さんの語りで〈KENJI…宮澤賢治によせる〉の改定版を披露。今回は、DUO用にピアノパートも少し手を入れ、さらに賢治作曲の「牧歌:種山ケ原の歌」と「星めぐりの歌」も間奏曲として加えた全8章。演出:栗原崇さん。
今回のコンサートの直前(11/8)には、舘野さんが館長を務める南相馬の市民文化会館(ゆめはっと)で試演されたそうだが、実はこの作品、もともとは原ノ町(南相馬市)の音楽祭のために1996年(賢治生誕100年)に書かれた舞台作品が原型。不思議な因縁である。
そしてさらに不思議なことに、当日受付でもらったチケットが「Kの13」。アルファベットの13番めはMなので、「K.M」は「Kenji Miyazawa」の頭文字。ちょっとゾクッとしてしまった。賢治さん、どこかで見てる?
小さなホールとあって(このお二人なら当然ながらの)満員御礼。聴き逃された方は、来年また改めてこのお二人でのコンサートも企画されているそうなので乞うご期待。