鳥ステップ…無伴奏クラリネットのための
日本クラリネット協会より委嘱されていた無伴奏ソロ曲をようやく書き上げる。
コンクールで演奏出来るような6〜7分の短い曲という注文だったので、鳥(奏者)の「歩み」と「鳥の音程(step)」を兼ねて《鳥ステップ(Bird Step)》 と命名する。
短い曲ながら、SONG、AIR、DANCEの3つの部分からなり、最初は、巣から飛び立つ初々しい若鳥になぞらえて《鳥はためらいながら…(Bird with hesitating)》というタイトルを考えていた。…のだが、Hesitateだと「気後れ」や「尻込み」のようなマイナス面を含んでいて、コンクールのような場にはちょっと縁起が悪そうなので改題することに。
本来なら(ピアノ伴奏があったりするので)楽譜にはB♭管かA管かの明記が必要なのだが、そもそも無伴奏なのでどっちも可能なのでは?と思い立ち削除。そのうちバスクラとかピッコロクラで吹く猛者も現れると嬉しい(…のだが、例によって奏者に優しくない変拍子な作風なので、その前に「こんなモン吹けるかッ!」と怒られるような気がしないでもない)
ちなみに《猫ステップ:Cat Steps》という曲も以前書いたことがあるが (チェシャねこ風パルティータの第2曲) 、こちらはDUOの曲なので、猫の足跡にかけて「Steps」。2曲並べると鳥と猫でケンカになりそう。
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