師走のチャイコフスキー
NHK608スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」来年1月分2本の収録。
1月10日(日)放送分は、チャイコフスキー交響曲第5番。指揮:小林研一郎(2015年10月18日第870回オーチャード定期より)
1月17日(日)放送分は、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」.指揮:尾高忠明(2015年7月12日第866回オーチャード定期より)。どちらも演奏は東京フィル。
第5番は1888年(明治21年)、悲愴は1893年(明治26年)の作。ちなみに、1888年というのはロンドンに切り裂きジャックが跋扈した年で、チャイコフスキーが第5番を書き終えてから初演するまでの3ヶ月間(8月末から11月初旬)にかけて5人(もっと多いという説もあり)が連続して殺されている。
イヤ、「彼が犯人?」という話でなく、「作曲を終えて新聞を見ると」・・・という話である。念のため。
余談ながら1893年はニューヨークで「新世界より」も初演されている。面白い時代だったのだなぁと、しみじみ。