トラウマ氏の庭@パドゥシャ
来春発売予定のパドゥシャの新アルバム打合せ。ジャケットやアルバムタイトルや曲順の相談(と、その倍くらいのネコの話)をしつつ、出来たてほやほやの追加曲《トラウマ氏の庭》…ピアノとパーカッションと電子音響のための…を聴いてもらう。
トラウマ氏というのは、1985年初演のモノドラマ・シリーズ第一作(トラウマ氏の一日)からの命名。丹羽勝海サンの語りと歌、作曲者自身のピアノ&キイボード伴奏、山口多嘉子サンのパーカッション、崎元譲サンのハーモニカという編成で、セールスマン:トラウマ氏を主人公にした(笑わせつつもホロリとさせる)全5章23分ほどの舞台作品である。
今回はこの曲の構成をベースに、当時(1980年代後半)舞台で鳴らしていたライヴエレクトロニクスの音源(Mac plusで作った民族音楽風リズムパターンやノイズ)とお二人の生演奏そして私自身のピアノをLogic Pro(音楽編集ソフト)上で合成。最後にちらっと出て来る歌の部分はヴォーカロイド(YAMAHA iVOC-VY1)に歌ってもらう…というスタジオワークで作りあげた8分半ほどの〈リミックス版〉。
タイトルの《トラウマ氏の庭》は、さまざまな極彩色の花(音響とリズム)が咲き乱れる庭(Garden)のイメージと共に、初演者である丹羽(にわ)勝海サンの名前にも掛けている。
前作〈チェシャねこ風パルティータ〉も相当「オモチャ箱」的な世界だったが、今回の「帰ってきたチェシャ猫」は(さらにイカレ帽子屋的なトラウマ氏も加わり)かなりはっちゃけた仕上がりになりそう。乞うご期待。
というわけで、パドゥシャのお二人のページ(FaceBook)は→こちら。
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