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2016年2月28日 (日)

イエス、タケミツ

Yes_2文藝別冊「イエス特集〜プログレッシヴロックの奇蹟」を読む。

クラシックの作曲と現代音楽とプログレの間に挟まれ悶え苦しんだ70年代の異端な青春?を愚痴る「作曲家から見たイエス」寄稿。

同時に、先週から少しずつ読み進めていた立花隆の大著「武満徹・音楽創造への道」ようやく完読。今年没後20年を迎える武満さんへの膨大な取材をまとめたドキュメンタリーで、文学界に5年にわたって連載されていながら氏の逝去のため中断し、その後20年近くお蔵入りになっていたもの。音楽の専門知識のない人が作曲家の頭の中を探る…というのはかなりの難題だが、すぐ「天才」とか「感動」とか情緒的な言葉で纏めてしまいがちな(あるいは逆に素人には理解不可能な専門用語で煙に巻く)音楽関係者と違い、どこまでもジャーナリストらしい微に入り細に入りのしつこさで検証してゆくリアルさが実に面白い。

Take3_6このイエスと武満徹、どこか似ている感じがするのだが何故だろう?と考えるうち思い当たったのが、彼らの音楽をレコードジャケットで視覚化したイエスのロジャー・ディーンと武満徹の宇佐美圭司の存在。必ずしも音楽的にイコールとは思わないが、アートなレベルでうらやましいほど見事に一体化していた。

ちなみに、武満さんはビートルズの「サージェント・ペパーズ」はかなり評価していたようだが、その後のプログレッシヴ・ロックに関する発言は寡聞にして聞いたことがない。あれだけ色々な音楽を聴いていた人だから(ピアソラの初来日の時、会場でお見かけしたことがある)、意外と面白がっていたのか、あるいは一刀両断だったのか・・・そのあたりもちょっと聞いてみたかった気がする。

2016年2月26日 (金)

夜の歌、平和の夕べ

MahlerNHK 605スタジオでFM「ブラボー!オーケストラ」3月分2本の収録。

3月6日(日)放送分は大野和士指揮東京都交響楽団で、マーラーの交響曲第7番〈夜の歌〉抜粋(第1/4/5楽章)。2015年4月8日東京都交響楽団第787回定期より。

3月20日(日)放送分は、昨年8月11日にサントリーホールで行われた広島交響楽団「平和の夕べ」から、ベートーヴェン:エグモント序曲、原民喜「鎮魂歌」朗読(平野啓一郎、アニー・デュトワ)、ピアノ協奏曲第1番(p:マルタ・アルゲリッチ)、指揮:秋山和慶。

2016年2月25日 (木)

お知らせ

Cheshirecatr◎パ・ドゥ・シャ〈チェシャねこリターンズ!〉吉松隆作品集 パーカッション:山口多嘉子、ピアノ:小柳美奈子。フロレスタンより3月21日発売(予定) FLCP-21049

曲目:チェシャ猫リターンズ/優しき玩具より(全9曲)/アトムハーツクラブ・トリオ*/アトムハーツクラブ・デュオⅡ/青い神話より(3曲)/トラウマ氏の庭++/ネココ変奏曲
*共演:田邊由紀(Marimba)/++吉松隆(piano)

関連記事はこちら➡ 録音記トラウマ氏の庭
          *

Rs_2◎柴田恭兵オール・タイム・ベスト「ランニング・ショット」
・ランニングショット(オリジナルSingle Mix Version)
・真夜中のステップ 収録
◇フォーライフ:FLCF-5068(発売中)

関連記事はこちら➡10年前のブログ

2016年2月22日 (月)

ねこの日(2/22)に

Bcat

パドゥシャの新アルバム〈チェシャねこリターンズ!(吉松隆作品集)〉の編集済音源を聴く。

いや、面白い。自分の曲を面白がるのもナンだが、このお二人(パーカッション:山口多嘉子サン、ピアノ:小柳美奈子サン)にでなかったらこんな曲(アレンジ)は書かなかっただろう…という「ハメを外した」可愛くもトッ散らかった音楽のオンパレードである。

私の頭の中に「チェシャ猫」と「いかれ帽子屋」が居ることは否定しないが、さすがに一応大人として社会人として(現代の作曲家として)常日頃は隠しているつもり。それが、彼女たちを触媒として(鎖を解き放たれて)涌いて出て来るような感じ…と言ったらいいだろうか。(それが「いい」のか「やばい」のかは、神のみぞ知る)

Cat6ちなみに、スタジオで作った〈トラウマ氏の庭〉…ピアノとパーカッションと電子音響(とボーカロイド)のための…は、シュトックハウゼン氏の名作〈コンタクテ〉へのオマージュなのだが、カールハインツ先生、怒らないで(笑わないで?)ください。

2016年2月20日 (土)

一字違いの有名人

Matsux2_3

ひょんなことから作詞家の松本隆氏とお話する機会を得る。

昔から「(名前が)一字違いの有名人」として意識していた方なのだが(もう一人が「松隆子さん」で、映画「ヴィヨンの妻」の音楽を担当したときにお会いした)、本を出した出版社(学研)つながり…という不思議な縁でお会いできることになった。

いや、別に「名前が似ている」だけが理由というわけではなく、シューベルトの歌曲集「冬の旅」の新現代語訳を制作するほどのクラシック通でもあり、実は、慶應義塾高校〜慶應義塾大学の先輩で、大学を中退して音楽の道に入った(…ので現在は「特選塾員」)ことも同じ。

伝説のバンド「はっぴいえんど」時代に「日本語でロックを歌う」ことの先鞭を付け、その後歌謡曲やポップス界で大成功されたが、私の方は結局ロックもオペラも「日本語」がネックとなって断念し挫折したくち。成功と挫折の境目はあそこにあったか…としばし遠い目になる。

そう言えば、クアラルンプールは「吉隆坡」って書くのだそうだが・・・・こちらは行ったことがない・φ(.. )

2016年2月18日 (木)

続2月の京都・梅苑

Kyoto160218

最近の京都はいつ来ても混んでますね…とタクシーの運転手サンに愚痴をこぼしたら、「おかげさんで…」とニコッと微笑んだ後、外人サンが多くて年中混雑の場所として「伏見稲荷に清水寺・金閣・銀閣・嵐山」という呪文を教えてくれた(笑)。

ついでに平安京云々の話をしたら「応仁の乱で焼けなかったのは千本釈迦堂さんくらいですヮ」と言われ、急遽その大報国寺へ。写真左上がその本堂(柱に当時の刀傷が残っている)。

宝物殿にあった室町時代の鼉太鼓(だだいこ。雅楽で使う巨大な太鼓)の縁一対(龍と鳳凰)がなかなかの逸品で、ドドンという音と共に交響曲が聞こえたような気がした。…のだが、しばし見とれていると足元の板の間から底冷えが伝わり、たまらず外へ。

そして梅の香りに誘われ、すぐ近くの北野天満宮へ。ちょうど梅が見頃ということで、天気も良くぽかぽか陽気の中、 紅白の梅が咲き乱れる御土居の梅苑を散策する。

ちなみに、御土居(おどい)というのは秀吉の時代に作られた京都をぐるりと囲む土塁で、高さ5m全長22.5kmのベルリンの壁のようなもの。今はほとんど取り崩されて数カ所残るのみだが、京都の不思議のひとつ。

…と、ちょっと歩いただけで、江戸時代〜平安時代〜室町時代〜安土桃山時代…と空想のタイムトラベルが出来るのが京都の面白いところ。というわけで、夕暮れの先斗町で一杯ひっかけた後、路地を抜けて東京に戻る。

2016年2月17日 (水)

2月の京都・島原

Kyoto160217江戸時代の遊郭(花街)の話を読んでいて、ふと思い立ち、いつもの路地を抜けて京都島原へ。

島原(京都)は、新町(大阪)、吉原(江戸)と並ぶ日本三大花街のうち最古の街。吉野太夫、夕霧太夫などの名妓を生み、花魁や芸者など日本独自の文化の礎を築いた地でもある。

しかし、現在は輪違屋(わちがいや)と資料館となっている角屋(すみや)の二軒の置屋の建物が当時を偲ばせるのみで、あとはほぼ普通の住宅街。太夫や天神たちが歩いていた頃を空想しながら大門から西門跡まで歩いても、観光客らしき人間は私一人。海外からの観光客が溢れ、「舞妓さんに手を触れないで下さい」という立て看板まである(動物園じゃないんだから!)祇園花見小路とは比べるべくもない。

そんな島原散策の跡、二条城南の神泉苑へ。ここは平安遷都(794)の当時もあった古代湖の跡らしい。というわけで、青空を映す水面を愛でながらしばし平安の昔を偲ぶ。

ちなみに、京都は平安京の頃と現在とでは位置関係がかなり違う。大河「平清盛」の時に取材で訪れて初めて知ると共にビックリ仰天したのだが、そもそも京都御所の場所が全然違ううえ、中央大通りである朱雀大路(現在の千本通あたり)すら影も形もない。(歴史に詳しい人なら、あの「本能寺」も当時は全然違う場所にあったことを知っているはず)。現在の京都御所に行って「ああ、ここで白河法皇や清盛が…」と思ったら、全然ちがうのである。

何ででしょう?と聞くと「はぁ、先の戦争で焼けまして」「あぁ、(太平洋戦争のとき)空襲があったんですか」「いえ、応仁の乱で…」というのが京都の鉄板ネタ。

2016年2月15日 (月)

音楽の考えられない軽さ

Cdless昨年の家計簿を見ていて、一年間で買ったCDが数枚(レアな現代モノ)だけだったことに気付いた。

むかし、ヒマさえあれば輸入レコード&CDショップをハシゴし、外出すれば必ず数枚のCDを買い込み、音楽評論をやっていた全盛期はヒト月100枚近い試聴盤を聴き、年間千数百枚単位で部屋に増殖していた頃を思うと、しみじみ「時代」を感じてしまう。

確かに若い頃ほど飢餓感を持って音楽を聴くことはなくなったが、今まで買い漁ったCDはほとんどパソコンに入っていてネット経由で聴けるし、新しいアルバムはiTunesで手に入れ、「どういう音楽か聴いてみたい」場合、クラシック系ならネットの音楽ライブラリ、ポップス系ならYouTubeで「即」聴くことが出来る。というわけで、そもそも数年前からCDプレイヤーというものが部屋に無い。

1980年代初めにCDが登場した頃、『SPの時代は「第九」一曲(十数枚組)が6〜7㎏。それがLP(2枚組)で200gほどになり、CD(1枚)で15g…と音楽はどんどん軽くなってきた。そのうち重さゼロになるに違いない!』…と〈冗談で〉言っていたのだが、現在クラウド上にある音楽は何万曲あっても0g。夢が現実になってしまったわけだ。

しかし、考えてみれば、音楽に元々重さはなく、空気を一瞬震わせて消えてゆく精霊のようなもの。二十世紀の初めにヘンな箱に入れられて重しを付けられていたものが、いま再び風のような軽さを取り戻したと考えればいいのかも知れない。

音即チ是レ空ナリ

2016年2月13日 (土)

3年目の夕日

160213部屋を片付けたおかげで窓側を塞いでいた機材類が移動し、3年ぶりに外の景色を見ることに。

(⇐実際にはこんな広々とした空はなく、ビルとビルの隙間から覗く狭い景色なのだが、そのあたりは写真のマジックということで)

昔むかしはこのビル群の向こうに富士山が見えたものなのだが・・・

2016年2月11日 (木)

大移動・小移動

Room2016aひさしぶりに部屋を大片付けした。

仕事場のあるマンションにケーブルTVを入れるため部屋ごとのTV端子を取り替えることになり「端子の前60cmほどをあけておいてください」と言われたのがきっかけである……

しかし、簡単に「あけておいてください」と言うけれど、その端子の前にはパソコンの乗ったデスクやピアノや本棚が鎮座ましましているわけで、60cmの空間を作るためにはそのすべてを退かす大移動作業が必要。これにはまいった。若い頃ならいざ知らず、一人でこれだけの量の代物を動かすのはちょっと大変である。

とは言え、まあ、部屋のレイアウトも替えられるし、気分転換にもなるし、と腹を決めて、一日がかりでのんびり大片付けとなったわけだが・・・・終わってみれば全体が120cm左に移動しただけでレイアウトも配置も同じ。

Room1989そう言えば、三畳一間で作曲を始めた15歳の頃からかれこれ50年間このレイアウトで、全く進化がないのだった。

ちなみに写真➡は1989年頃。正面にパソコン、右に電気ピアノ、左に手書きデスク……と今とまったく同じ。

2016年2月 8日 (月)

Evmelia音楽祭

Evmeliaf4月にギリシャで行われるEvmelia国際音楽祭で私の作品を2日間にわたって特集してくれることになった。

「まだ生きている作曲家」としては実に光栄なことであり、感謝の言葉しかない。還暦すぎた〈ひきこもり隠居作曲家〉なので 、さすがに遠くギリシャまで出向く元気と体力は残念ながらもうないが(実際、ここ10年ほどは海外どころか、京都より遠いところに出かけたことすらほとんどない始末である・orz),私の子供(作品)たちが笑顔をもたらしてくれることだろう。

それに、いかにも「こっち方向のヨシマツが好き」な人が選曲したのだろうな…と思わせるニヤリとする(&そそられる)プログラムが嬉しい。(そう言えば、Fuzzy Bird Sonata 第2楽章はギリシャ音楽からインスパイアされたものなのだが、彼らにはどう聞こえるのだろう)

第1日目・・・
・4つの小さな夢の歌 … guitar & fl
・忘れっぽい天使Ⅰa …vn & pf
・夢色モビールⅡ …vc,pf & string quartet
・優しき玩具 …pf
・メタルスネイル組曲 …eupho & pf
・プレイアデス舞曲集Ⅱa …vn & pf
・ファジーバード・ソナタ…sax & pf

第2日目・・・
・コンガラガリアン狂詩曲 …fl,vn,vc & pf
・優しき玩具 …guitar
・プレイアデス舞曲集Ⅳ …pf
・融けてゆく夢 … vn & p
・平清盛テーマ曲 …piano
・アトムハーツクラブトリオ第2番 … pf,vn & vc
・アトムハーツクラブトリオ第1番 … pf,vn & vc

2016年2月 6日 (土)

手書きの復活

Ipadpropencil_280年代後半からもっぱら原稿書きがワープロ入力になり、00年代からは楽譜書きまで全面的にパソコン入力・・・と、どんどん「手書き」の世界から遠ざかっていたのだが、iPad proとApple Pencilを使うようになって、ひさしぶりに自分の中で手書きが戻って来た。

もちろん「紙」と「ペン(鉛筆)」ではなく、タブレット端末にスタイラスペンという組み合わせだが、子供の頃、始めて画用紙にクレヨン…とか半紙に毛筆…とかノートにシャープペン…とかを手にした時の楽しくも「懐かしい」感覚が蘇った気分(…とまで言ったら大げさか)。

この技術がこれからどういう方向に進化するのか楽しみだが、既に(iPhone付属のSiriのように)音声もかなりのレベルで認識できるのだから、コンピュータが手書き文字も活字も図版も写真も楽譜も音声もすべて等しく読み込め認識できるようになる未来もすぐそこなのだろう。

その先にあるシンギュラリティ(技術的特異点:人工知能が人間の能力を超える瞬間。2045年頃と予想されている)までは生きていられそうもないが、人間と同じレベルになったコンピュータには(音楽について、人間について)是非訊いてみたいことが色々ある。

むかしのSFに、そんな特異点を超えて「超知能」となったコンピュータに質問をする話があったが、これは誰しも訊いてみたい事の王道だろう。
その問いは、「神はいますか?」。
そしてその答えは、「YES。ここに」。

2016年2月 4日 (木)

RUNNING SHOT

Kyohei16映画「さらば あぶない刑事」公開で、また〈RUNNING SHOT〉の新しいCDが出るそうだ。

30年前(1986年)に書いた私のたった一曲のポップス曲なのだが、何とも(嬉し恥ずかしの)不思議な作品である。

そのあたり詳しくは10年前のブログを参照のこと。

実は、この曲の「行くぜ!」という掛け声を聞くたびに思い出すことがある。私の妹(晴子)が死ぬ直前、恭兵さんが(まさにこのセリフそのままに)病室に見舞いに来てくれたのだ。

この曲のヒットから数年たった(1993年)Xmas間近のある日、妹が末期ガンで終末医療のため個室に入っていることを聞くと、花束を贈ってくれ、それだけでなく忙しい中、単身でふらりと現れたのである。(何しろ超人気スターでとても素顔で外を歩けないほどだったから、お忍びで病院に来るのはそれはもう大変だったと思う。しかし、野球帽をかぶって変装し、看護婦さんたちにも気付かれず風のようにやって来て、風のように去って行った)。

妹は、人工呼吸器を付けられてベッドから起き上がることが出来ないどころか声を出すことも出来ない状態だったが、天下の二枚目スターの突然の訪問を受けて手を握って貰い、思いがけない夢のようなXmasプレゼントにこれ以上はないほどの(本当に幸せそうな)満面の笑みを浮かべ……それから3週間後に旅立った。あれから22年がたつ。

2016年2月 3日 (水)

節分

Onia

江戸ッ子としては

やはり

恵方巻きより

豆まきの方が・・・

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