9月の曼荼羅
京都より戻ってから、何か憑き物でも連れて帰ったか、と思うほど体調不良になる。
それに呼応してか、メインマシンとして使っているiMacの起動がおかしくなり、ディスクユーティリティやSMCリセットからメモリの整理まで思い付く限りのメインテナンスを試みるも、身体とハードとソフトとを襲う老いのポンコツ感にしみじみ滅入る。
というわけで、ここしばらく、ほとんど耳が音楽を受け付けなくなっていたのだが、先日FMでの鼎談(おんがくのつぼ)を聴いて以来、くるりの「ブレーメン」と植松伸夫氏の「チョコボのテーマ」が頭の中でヘビロテを始め…いかんいかん、と岸田繁氏からもらったCDを聴いていたら、今度は 「♪上海蟹食べたい」という歌が止まらなくなってしまった・orz。音楽は怖ろしい。
という泥沼の中、黛敏郎氏の〈曼荼羅交響曲〉のスコアを読み返す。同じEdition Petersで出版されている〈涅槃交響曲〉の方はちゃんと浄書されているのに、こちらは荒っぽい手書きコピーのまま。インクの滲みで音が判読できない部分が多く、あまりに読みにくいので、いっそ自分で浄譜してみようか…とFinaleを開いて入力し始めたところ……クラッシュ。そうそう。OSX(10.11.6)との相性不具合でFinale2014はしばらく使えないのだった。
というわけで改めて、身体とハードとソフトとを襲う老いのポンコツ感に……以下同文。