iPad肘の憂鬱
数年前から患っていた自称「iPad肘」がここ一週間で悪化する。
症状としては、左肘の痛みを中心に、左肩の肩こり+上腕・前腕外側の痛み+手首・掌側部・小指の痺れ…(つまり背中から左腕の側部全体が指先まで神経痛のような状態)。要するに左手一本が使い物にならない。
長年の右手のマウス肘(肘を浮かせてマウスを扱うことによって起こる炎症)は、ターボマウスを使うようになって解消したが、左手のiPad肘は6年めのiPadPro(713g)+寄る年波(要するに加齢)で限界に達したものらしい。考えてみれば、ワープロ&パソコンを本格的に仕事に使い始めてちょうど30年。10万時間目の勤続疲労?という感じなのだろうか。
整形外科での診断は「肘部管症候群」(ちゅうぶかん・しょうこうぐん)だが、長年のデスクワークで首の関節(頸椎)が前傾気味の「ストレートネック」になっていることも原因とのこと。しばらく左手でiPadを持つことは厳禁である。
ちなみに、通常のデスクワーク(デスクトップパソコン&キイボード)は、背中真っ直ぐ&肘90度・首真っ直ぐ前方の正しい姿勢を心がけていれば(時々走る痛みに「いたた…」と耐えながら)なんとかこなせる。ただし、前傾姿勢になる・左手で本を持つ・ピアノで左手パートを弾く…はいずれもNG。もしピアニスト(キーボーディスト)あるいは指揮者だったら、演奏家人生の終わり(左手がダメなので「左手のピアニスト」としての再起も出来ない(泣)だっただろう。
姿勢の悪いデスクワークを続けている方、「肩こりで死にはしない」と高をくくっている方、くれぐれもお気を付けください。