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2016年10月 5日 (水)

須川展也 Masterpieces

Sugawamp須川展也氏の新譜〈Masterpieces〉届く。

チック・コリア:ソナタ 〈Florida to Tokyo〉
ファジル・サイ〈組曲〉
吉松隆〈サイバーバード協奏曲〉ピアノ・リダクション版

…という収録曲3曲はいずれも氏による委嘱作だが、ジャズ界の巨匠の新作が一番クラシカルかつ正攻法で、一応クラシック界の私の作が一番ジャズっぽい…というのはご愛敬。才人ファジル・サイの新曲も含めクラシックとジャズとエスニックの階層を自由に交叉させる視点は、一昔前ならかなり「異端」なアプローチだが、今ではごく「普通」。これが「当たり前」になるまでにはそれはもう大変な苦労があったわけなのだが…そんなことは微塵も匂わさずジャンルを超えた楽想を自在に吹きまくる彼のサックスは安定感に満ちている。

今となっては、これが当たり前でなかった時代など(スマホもネットも存在しない時代のことをもはや思い出せないように)想像も出来ないが、現代音楽のコンサートでドリア旋法の曲を書いたり、リサイタルで突然フリージャズスタイルのアドリブを吹き出すと、「気が違ったか!」と聴衆の目が点になった25年前も…懐かしいと言えば懐かしい。

そのうち2045年のシンギュラリティ(技術的特異点)を超え、「そう言えば、昔は音楽って人間がやるものだったような気がする。今となってはもう思い出せないけど…」などと懐かしく回想する日も来るのだろうか。

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