酉年のサイバーバード
拙作〈サイバーバード協奏曲〉の演奏を聴きに東京シティフィル定期@ティアラこうとうへ。
演奏は…須川展也(sax)・小柳美奈子(piano)・山口多嘉子(percussion)という初演以来鉄壁のトリオ+藤岡幸夫指揮東京シティフィル。
開演前に指揮の藤岡幸夫氏とプレトーク。作曲して四半世紀(23年)ほど経つので、著作(作曲)者と曲の同一性云々などの感覚は薄れ、23歳に成長した息子と定年退職した父親ほどの距離感。グレることもなく金を無心に来ることもなく、時々こうして顔を見せてくれてその度に「あぁ、いい息子を持ったナ」という幸福感を与えてくれる親孝行な子である(笑。
藤岡氏は顔を合わせると「早く(交響曲)第7番書いてよ」と言うのだが、だれもが60歳すぎて都知事になったり70歳過ぎてアメリカ大統領になりたがるような元気な老人ばかりではないわけで。…などと言っておいて80歳過ぎて交響曲第12番など書いていたら全力でツッ込んでください(…というようなことを前にも書いたような気がする。
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