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2017年1月 6日 (金)

1月6日

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妹の命日に藤沢へ墓参に行く。

早いものであれからもう23年。あの時、妹の病室で書いていた〈サイバーバード協奏曲〉(1994)は、昨年ピアノリダクション版がCD化され、今月は東京シティフィル定期でも演奏される。妹が超えられなかった「時」を、音楽だけが超えているわけだ。

この曲を聞くと、妹が透明な「鳥」になってどこかで聞いているのを(確かに)感じることがある。だから、あの時は「神はいない(絶対に!)」と確信したが、もしかしたら「神みたいなもの」は居るのかも知れない。そう思うことが(たまに)ある。

「音楽」も「神」も、居る(在る)と思えば居るが、居ないと思えば居ない。ただそれだけのことなのだ。…と、そう思うだけのことに、人は何十年もの「時」を必要とする。

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