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2017年4月

2017年4月28日 (金)

平清盛@再放送最終回

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2月20日よりCSチャンネル銀河で再放送(全50話を週5話ずつのペースで放送)されていた「平清盛」が最終回を迎えた。

しかし、何という「濃さ」だろう。台本から音楽録音・試写・本放送と丸2年間付き合った作品なのに、今回全50話を毎日録画で再視聴しながらOPから最後までみっちり45分見てしまう。

おまけに、毎晩Twitterの銀河盛(チャンネル銀河での「平清盛」再放送へのつぶやき)で、脚本上の伏線や演出上の仕掛けなどが詳細に論じられ、「なるほど、そうだったのか」と気付かされることもしばしば。おかげで5年も前に関わった作品の再放送なのにこの2ヶ月半、結構毎日ドキドキさせられた。

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ここまで心を揺さぶられるのは、自分が音楽で参加している身贔屓のせいだと思っていたが、愛好者(清盛クラスタというのだそうだ)の方々のつぶやきを聞いていると、やはり作品の持つ力なのだと改めて思う。

個人的には、この音楽をやったせいで確実に寿命(&音楽家生命)が十数年?は縮まった気がするのだが、もし誰か別の作曲家にこれをやられていたら、嫉妬でもののけになっていたかも知れないから、やってよかったと心から思う。…そして、今、頭の中に流れるのは、あの歌だ……

♪遊びをせんとや 生まれけむ

2017年4月24日 (月)

チャイコフスキーの憂鬱

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FM「ブラボー!オーケストラ」5月分の1本を収録するためNHK401スタジオへ。

今回は5月7日(日)放送分で、チャイコフスキー交響曲第4番@ミョンフン指揮東京フィル(2016年7月21日@第103回オペラシティ定期より)ほか。

チャイコフスキー(写真左が20代、右が50代)が同性愛者だったことは、今では「ふーん、そうだったんだ」くらいで終わる話だが、当時は社会的に抹殺されかねない(それが知られて自殺を強要されたのだという説があるくらい)誰にも言えないマル秘事項。交響曲第4番や第6番に聞こえる「秘めたる感情」や「謎めいた憂鬱」はそれなしに説明できないほどだが、さすがに楽曲解説などで表だってこの点に触れるのは今でも微妙な状態だ。

5年前、大河ドラマ「平清盛」で藤原頼長(悪左府)や信頼の衆道(男色)ぶりが話題(問題)になったが、非キリスト教圏の日本では(普通…とは言わないにしろ)貴族から武将・僧侶などの間で愛好?されていた一つの「文化」。男女間の恋愛や失恋がこれだけ多くの文学作品・音楽作品を生んでいるのだから、こっち系の感情が生んだ芸術作品もかなりの量になる筈。とりわけ三十代半ばくらいからのチャイコフスキーの旺盛な創作力と音楽に込められた熱気(特にこの第4番!)は、この嗜好(そして、それが秘密の背徳行為であるという意識)あってこそだと思えてならない。

ただし、当人にとっては相手が女性だろうが同性だろうが、知られちゃ恥ずかしい…超プライベートな話であるのは同じ。それを死後100年以上経ってネタばらしされ、したり顔で解説されてしまったりするのだから、間違っても大作曲家なんかには成るもんぢゃない。

2017年4月19日 (水)

光風会展@国立新美術館

170419a_4母・道子が毎年出品している「光風会展」初日を見に、六本木の国立新美術館へ。

天気も良く、一緒に草間彌生展・ミュシャ展が開かれていることもあって、人も大勢(…大勢過ぎて、そちらには寄れず)。

会期は、4月19日から5月1日まで。10:00〜18:00。25日(火)は休館日。

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2017年4月10日 (月)

ピアノ協奏曲MemoFlora@ピアノリダクション版

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ピアノ協奏曲〈メモフローラ〉のピアノリダクション版ようやく仕上がる。(何度チェックしても細かい修正箇所が見つかり、ずいぶん時間がかかってしまった)

1. Flower
2. Petals
3. Bloom

□編成:独奏ピアノ+伴奏ピアノ
□A4横組/53ページ
□演奏時間:約32分
□CD:Chandos(オリジナルOrch版)
□ネット配信:iTunesStore,Naxosライブラリ

ASKS.orchより近日発売予定。

2017年4月 5日 (水)

桜スイッチ2017

Sakura2017_2天気が良くなったので、桜を愛でに千鳥ヶ淵〜靖国神社〜新宿御苑と回る。

例年の徘徊日は3月末日なので、今年はかなり遅い。開花は普通(3月21日)だったのに、冷たい雨が挟まったため満開になるのに時間がかかった模様。

人が大勢居るところに出向くのは苦手だが、それでも都内のあちこちに淡い白色の花が命短しと咲き乱れ始めると、じっとしていられなくなる。頭の奥のどこかの桜色のスイッチがぱちんと入る感じだ。

花見の宴に加わる趣味はないが、桜にお酒が似合うのは分からないではない。というわけで、夜は、靖国神社で見付けた御神酒を一人静かに飲む。

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