真夏の竜宮城
このところ疲れがあんまり酷いので、緊急避難?的に一泊だけ(安眠できるベッドを目当てに)都内のホテルに泊まることにした。
夕方チェックインしてホテル内の和食のお店でお酒を一杯飲み(ほぼ一年ぶりに)ゆっくり出来たのはいいが……あまりの気持ちよさにソファで熟睡。
気が付くと朝になっていて、あっという間にチェックアウト。鯛もヒラメも乙姫も居らず、玉手箱を開けて気付いたら白髪になっていただけの竜宮城滞在。結局そのまま疲れた足を引きずってふたたび現実に帰還する。
辞世の句で人生を「一酔の夢」と詠んだのは上杉謙信だったか。人の一生というのも所詮そんなものなのだろう。サテもうそろそろチェックアウトしたいのだがフロントはどこだろう?