フォト

Home page

お知らせ

  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
    出版作品一覧→***NEW
  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。
  • ブラボー!オーケストラ
    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・01月07日/14日/28日
    ・02月04日/11日/18日
    ・03月04日/11日/18日/25日
    ・04月01日/08日/15日/22日
    ・05月06日/13日/20日
    ・06月03日/17日
    ・07月01日/08日/15日/22日
    ・08月05日
    ・09月02日

« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »

2018年2月28日 (水)

七回目の引越

Z

ここ半世紀の間に6回ほど転居を繰り返したが、今回老齢の母のこともあって仕事場を引き払い実家に戻ることにした。双六で言うと「振り出しに戻る」。おそらくこれが人生最後の引越しだろう。

部屋は作曲家デビューする前に過ごしていた8畳の一部屋。2LDKの仕事場に詰まっていた膨大なモノ(本/CD/楽譜/テープ/機材/文書FAX書類原稿草稿資料/棚/机ほか生活雑貨の類)は収容できないので、終活も兼ねてほぼ95%廃棄。愛用のピアノ(メモフローラを書くときに買ったミニグランドサイズの電子ピアノ)も泣く泣く処分した。

さすがに作曲家人生半世紀分の堆積物ともなると分別は大変で、捨てるか捨てないか悩みつつ逡巡しつつ選別するのに丸3年近くかかった。ただ主だったものはデータとして保存したので、あまり喪失感はない。逆にずいぶん身軽になった気がするし、これでいつどうなっても大丈夫(?)という安堵感も少し。

R=シュトラウスが晩年「先生、今後のご予定は?」と聞かれ「あとは死ぬことくらいかな」と答えたという話が大好きなのだが、これからはわたしもそう答えよう(笑

2018年2月22日 (木)

FM「ブラボー!オーケストラ」収録

Mozartdvorak

FM「ブラボー!オーケストラ」3月分2本の収録にNHK601スタジオへ。

3月4日(日)放送分は、モーツァルト「劇場支配人」序曲、フルートとハープのための協奏曲(fl:高木綾子、hp:吉野直子)ほか。+ラフマニノフ「ヴォカリーズ」

3月11日(日)放送分は、ドヴォルザーク:交響曲第8番ほか。演奏はいずれも阪哲朗指揮東京フィル(2018年2月12日千葉県八千代市民会館での公開録音より)

2018年2月20日 (火)

MOSTLY Classic4月号寄稿

Mostly1804_3

モストリークラシック4月号「演奏スタイルの変遷」特集号に「作曲家から見た〈演奏〉との距離」寄稿。

2018年2月13日 (火)

幻想の孤独

BerliozsmithsonFM「ブラボー!オーケストラ」の収録にNHK608スタジオへ。

今回は、2月18日(日)放送分の一本で、曲目はベルリオーズ「幻想交響曲」。ミョンフン指揮東京フィル(2018年1月24日第114回オペラシティ定期より)。

左:幻想交響曲を発表した頃のベルリオーズ。
右:女優ハリエット・スミッソン。

この曲、前半3楽章は(身も蓋もなく言ってしまえば)意外と凡庸。全体を支配する固定楽想のメロディなどもっとマシな(耳に残る)モノを思い付かなかったのか?とさえ思うし、ワルツは悪くないものの常識の範囲内、続く第3楽章の「野の風景」は死ぬほどつまらない(カットしちゃいたくなる…と言った指揮者がいたが同感である)

ところが、後半いきなり断頭台への行進で3段階ほどレベルアップ。最終楽章のオーケストレイションはもう神がかった凄さでいつ聞いても鳥肌が立つ。ロマン派をすっ飛ばして80年未来の現代音楽(春の祭典の直前くらい)まで行ってしまう感じだ。

ちなみに、この曲には俳優と合唱・オーケストラが演じる続編(レリオ…あるいは生への復帰)があって、ベルリオーズは「幻想」とペアで演奏して一晩の演目にすることを想定していたらしいが、こちらは(どう贔屓目に見ても)失敗作。もし成功していたら、音楽と文学と演劇を合体させた(後のワーグナーの楽劇のような) 総合芸術として音楽の未来を変えたのかも知れない…というような聴き方をすれば、ちょっとゾクゾクしないこともない。

« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »