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2018年4月 5日 (木)

偏屈なライバル

WagnerbrahmsFM「ブラボー!オーケストラ」4月分2本の収録にNHK605スタジオへ。

今回は2017年12月13日に行われた群馬交響楽団の東京オペラシティ公演から・・・

4月15日(日)放送分が、芥川也寸志:弦楽のための三楽章〈トリプティーク〉、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(vn:成田達輝)。
4月22日(日)放送分が、ブラームス:交響曲第1番。演奏:大友直人指揮群馬交響楽団。

…と、ほぼブラームス特集の2時間のあと、宿敵ワーグナー特集の別番組の打合せ。この二人、「犬猿の仲」だったとも「周りがけしかけていただけ」とも言われるが、自分専用の劇場まで建てて音楽界に君臨していた帝王ワグナーが、保守王道を唱える20歳も年下のブラームスを脅威に感じていたとはとても思えない。ただ共演NGだったことは確かなようで、ベートーヴェン生誕100年祭に二人を招待したら、ブラームスの名前があるのを見てワーグナーがドタキャンしたというから「会いたくない相手」ではあったのだろう。

ちなみに、ブラームスはブルックナーとも「犬猿の仲」で、彼の交響曲を「大蛇が地面をのたくってるような音楽」とくさしているが、人生を見ても恋愛事情を見ても、あちこち屈折していろいろ面倒くさい偏屈な人だったような気がする。こういう爺さんになりたいものだ。(…もうなってるか

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