甥っ子が死んだ。享年33。
人生80年とも90年とも言われる時代に、あまりにも早い死だ。
音楽を始めたとき「どうせ三十代くらいで野垂れ死ぬんだろうなあ」と覚悟していたのにぬけぬけと六十代まで生き残ってしまった叔父としては、後ろめたくてならない。落語の「死に神」のように寿命の蝋燭を交換できるなら、今すぐ取り替えてやりたいと思うほどだ。
それにしても、かくも「はかない」と思える生もあれば、逆になんとも「しぶとい」と思える生もあり、人生とは…どこまでも不可解だ。神サマのやることはサッパリわけが分からない。
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