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  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
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  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。

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2018年5月

2018年5月25日 (金)

お知らせ

Sho
亀山郁夫氏「ショスタコーヴィチ〜引き裂かれた栄光」刊行記念トークイベントのお知らせ。

亀山郁夫 x 吉松隆
音楽に隠されたメッセージを読み解く
〜ショスタコーヴィチの謎と仕掛け〜

2018年6月15日(金)19:00〜21:00。会場:神保町ブックセンター。

詳細はこちら→***

2018年5月22日 (火)

らららクラシック@ワーグナー&ライヒ

LalalaclwrNHK 112スタジオでETV「らららクラシック」2本の収録。司会:高橋克典さん、牛田茉友さん。

1本目は「ワーグナー特集」。信奉者の数以上にアンチもいるこの希代の大作曲家について、今回はローエングリン、タンホイザー、ニュルンベルクのマイスタージンガーの三作を中心に紹介。

ワグネリアンの末席に居る作曲家?として、古今東西のワグネリアンの歴史とその怪しいプロファイリング、ワグナー風「ドヤ顔」的作曲法、大河ドラマにも応用されるライトモチーフ(平清盛での使用法についても少し)の話などをPCでの音源も含めて解説。(…6月8日放送予定)

2本目は「スティーヴ・ライヒ」特集。現代音楽界を代表するミニマルミュージックの巨匠の音楽にポップス界・クラシック界両面からスポットを当てる回。

Lalala1805 こちらはクラシック現代音楽サイドから、ミニマルミュージックの歴史、その作曲法と仕掛け、現代音楽・ポップス界との融合離合などを解説する立ち位置でのゲスト出演。最後にメインゲスト:トクマルシューゴさんによる「エレクトリック・カウンターポイント」のスタジオ生演奏(一人10重奏)あり。乞うご期待。(…6月22日放送予定)

ワーグナーとライヒ…というと、それこそ音楽的には全く正反対…のはずなのだが、聴いているとだんだん頭が痺れてくる陶酔感が似ているのが面白い。もうひとつ「好き」と「嫌い」が微妙に分かれるのも似ている。おかげで司会のお二人が聴きながら目を白黒させる?のを見る嗜虐的楽しみも…(笑

2018年5月21日 (月)

悲愴の夢

Tchai_3_2FM「ブラボー!オーケストラ」6月分1本の収録にNHK504スタジオへ。

今回は6月3日(日)放送分で、チャイコフスキー:交響曲第6番〈悲愴〉ほか。バッティストーニ指揮東京フィル(2017年3月13日第108回東京オペラシティ定期より)

介護離職してからこのかたほとんど音楽を聞くことがなくなったので、こうして音楽解説する番組でクラシック名曲を聴くのは貴重な機会。今回は、何百回聴いたか分からないほど大好きな「悲愴」交響曲。

…なのだが、ひさしぶりに膨大な音符がぎっしり並んだスコアを見ながら聞いていると…山を貫通するトンネルを手掘りで十数年かけて掘った話を聞いた時のような…「人間というのは何ともとんでもない労力をかけてとんでもないことをするのだなあ」という驚嘆とも呆然ともつかない感慨に襲われる。

Tcaiko6それでも、こうして歴史を経て確実に後世に残った「報われた努力」はまだいい。その影で、人に知られず報われず消えていった(そして挫折に終わった) 「無駄な努力」もまた膨大にあったわけで、そのことに思い至ると(あまりにも身につまされることが多すぎて)、背筋がぞわぞわとして来る。

人はこれからも、存在するかどうか分からない未来に向けて、山に穴をうがったり音符の群を積み上げたりし続けるのだろうか。(…などと、この曲を聴くと、何となく「鬱」っぽいヴィジョンが頭をよぎってしまうので困りものだ)

2018年5月 7日 (月)

レミンカイネンの帰還

Catw連休中に我が家の黒猫がいなくなった。

昔から外ネコの家系で、ちょっとした隙間から外に飛び出して行ってしまう。真っ黒な毛並みなのでさすがに暗くなってから外出させることはなかったのだが、実家の雨漏り工事の合間にひょいと出てって、二晩帰ってこない。

これは十中八九交通事故か…と「探しネコ」のポスターを作り近所にばらまくうち、いつも入り浸っている神社の境内で車にぶつかり、工事現場の奥に丸まっているとの通報あり。

なんとか回収して近所の犬猫病院に連れて行き、傷や出血はないものの骨盤骨折で歩行が困難になっているという診断を受ける。とにもかくにも命に別状はなく、丸二日ぶりに帰還。

心配してくださった多くの方々に感謝。

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