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2018年9月

2018年9月28日 (金)

ラプソディとコンチェルト

Ravelgershwin_2FM「ブラボー!オーケストラ」10月分1本の収録にNHK404スタジオへ。

今回は10月7日(日)放送分で、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」(p:萩原麻未)渡邊一正指揮東京フィル@6月24日第909回オーチャード定期より。
およびラヴェル「道化師の朝の歌」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」ヴィオッティ指揮東京フィル@7月19日第910回サントリー定期より。

20180928_2夜は池袋の東京芸術劇場へ田部京子さんと日本フィル(指揮:藤岡幸夫氏)のコンサートへ。
モーツァルトの第21番とグリーグのイ短調というコンチェルトxコンチェルトの夕べ。

気が付くと、オーケストラのコンサートを聴きに行くのは(広島での仕事の出演以外は)たぶん今年初めて。田部さんのピアノは相変わらず美しさと詩情に溢れ、藤岡&日本フィルはダイナミックで色彩豊かな演奏。…なのだが、こちらは今音楽からは遠く離れたところに居るので、何というか…草葉の陰から聞いている感じ(笑

藤岡クンは顔を合わせると「第7番はいつ出来るんですか?」と責めるのだが、「死ぬまでにネ」としか言いようがない。もうひとつ、20年以上前に書いたままお蔵入りになっている〈シューベルトのピアノ協奏曲〉も…日の目を見せるべきなのか、見せるべきでないのか思案中。

2018年9月20日 (木)

先斗町の夜

Pont死ぬまでに一度、京都に住んでみたい…と思っていた時がある。場所は、神社仏閣の近くとか風光明媚な処とかでなく、飲み屋や料亭の並ぶ先斗町・木屋町界隈…。

以前「もし理想の死に方があるとしたら」と訊かれて、「先斗町で飲んで、酔っ払って高瀬川(鴨川ではなく!)に落っこちて溺死(出来れば桜の頃)」と即答したら、京都の人に「やめてくださいね。本当に迷惑ですから」と力いっぱい嫌な顔をされたことがある。

でも、理想の…と言われたら、今もそれは変わらない。

明日へのかたち展@京都2018

2018a母(吉松道子)が毎年作品を出品している〈明日へのかたち展〉、今年も京都で開催。

歳が歳(92歳)なので、今回は新作ではなく、若い頃に作った巨大な旧作2つを展示。

会期は9月20日(木)より24日(月)まで。京都文化博物館(三条高倉)5Fギャラリーにて(10時〜18時/入場無料)。
Kyoto2018v

2018年9月 3日 (月)

金魚によせる2つの雨の歌

Photo 舘野泉さんの11月のリサイタル用に作曲を進めていた左手ピアノの作品、ようやく脱稿する。

〈金魚によせる2つの雨の歌〉と題する小品で、「雨の歌」「雨の踊り」の2曲からなる演奏時間10分ほどの作品。ピアノソロの曲ではあるのだが、今回はちょっと趣向を変えて、録音された伴奏音(ドローンとリズムパターン)との擬似デュオ仕立て。

もともとは舘野さんからの「色っぽい曲を書いて下さい…」というリクエストで、室生犀星の「蜜のあはれ」に出て来る金魚と老作家の会話のイメージ(存在しない存在との擬似デュオ)で書き始めたのだが…

Photo_3 …この夏の殺人的暑さと介護疲れからだんだん色っぽさは蒸発してゆき、「乾いた金魚が干涸らびた池の底で人生の最後に夢見る雨乞いの歌と踊り」というビジョンに変質…タイトルの可愛らしさとは程遠い世界に仕上がった(ような気がする)。

初披露は、11月9日(金)「舘野泉ピアノ・リサイタル」@東京文化会館小ホール(…の予定)。

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