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2018年11月

2018年11月27日 (火)

懐かしのクラシック

PhotoFM「ブラボー!オーケストラ」2本の収録にNHK501スタジオへ。今回は「東京フィル(休日/平日)午後のコンサート」からクラシック名曲小品を集めた2回。

12月9日(日)放送分は、休日の午後のコンサート第77回(2018年9月9日)から、スッペ「詩人と農夫」、ボアエルデュー「バグダッドの太守」、シュトラウス「ウィーンの森の物語」、R=コルサコフ「スペイン奇想曲」ほか。指揮:円光寺雅彦さん。

新年1月6日(日)放送分は、平日の午後のコンサート第10回(2018年7月6日)から、メンデルスゾーン「結婚行進曲」、チャイコフスキー「花のワルツ」、ビゼー「アルルの女」第2組曲、ワグナー「タンホイザー」序曲。指揮:三ツ橋敬子さん。

いずれも、むかし(子供の頃)音楽の時間・給食の時間・名曲ソノシート・などで無理やり聞かされた…もとい、楽しく聞き親しんだ「懐かしの」クラシック。
新春放送回は(なんと結婚行進曲で始まる!)「愛」にちなんだ4曲だが、幸福な響きの「花のワルツ」のあと、アルルの女(奔放な愛人と貞淑な許嫁の間で悩む純情男が最後は自殺)、タンホイザー(純粋な愛と快楽の愛との間を彷徨う主人公が最後は恋人共々悶死)と、愛が徐々に崩壊してゆく怖い構成になってしまった。

2018年11月25日 (日)

東京の海

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天気が良いのでひさしぶりに海を見たくなってお台場へ。
海は海だが、どこまでも人工的。それでも東京の海には違いない。

2018年11月16日 (金)

耳の遺言

Photoあんさんぶる誌の連載(音楽についてのあれやこれや)で「耳」について考える。

現在のように高性能かつ複雑になっている聴覚器官を電子顕微鏡的に分析しても「音楽とは何なのか?」は結局よくわからない。それはネコが最新のiPadをバラバラに分解しても「何がどうなっているのか」分からないのと同じで、その一台を存在させるに至ったプログラムやネットワークや現代社会のプロセスを理解できないからだ(それはカレーライスをいくら科学的に分析しても、最も重要なことである調理のプロセスや食材の性質そして食の伝統などは分からないのに似ている)。

そろそろ地球をAI(人工知能)に譲らなければならない雰囲気の今日この頃、死にかけた最後の人類の枕元でロボット氏に「結局、音楽ッテ何ダッタンデスか?」と問われたとき、それらしいアルゴリズムくらいは遺言で残したいような気がするのだが。そういう研究はどこかで誰かがしているのだろうか。

2018年11月13日 (火)

ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲〈アメリカ〉

〈タルカス〉と同じ日に初演した〈アメリカ ReMIX〉…ドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」をピアノとオーケストラ用にアレンジしたリミックス版…の終楽章(IV.Vivace)をスコア付き動画にしてみた。

個人的に(タルカスと並んで)若い頃から40年近く「これは絶対オーケストラで鳴らしてみたい!」と思い続けてきた曲。…ではあるのだが、クラシック業界はこういう試みに冷たく、なぜか未だに再演の機会に恵まれない。もっとも、あのタルカスすらもう少しでお蔵入りになる処だったし、シューベルトのピアノ協奏曲に至っては20年以上お蔵入りのままなほどで、初演もCD録音もしてもらった時点で成仏した(&元は取れた)案件と言っていいのかも知れない(笑)。

全曲はCD(タルカス~クラシックmeetsロック)のほかiTunesなどで配信中。スコアはASKS orchestra、パート譜はJapanArtsから入手可。文字通り「ドヴォルザーク…の…ピアノ協奏曲〈アメリカ〉」(ただし…ドヴォルザーク作曲…ではない。念のため)なので、是非「新世界」(やチェロ協奏曲)と並べて愛奏(&愛聴)して頂きたい。

2018年11月10日 (土)

左手ピアノ公開オーディション

Kanazawalpaa金沢の石川県立音楽堂で開かれた〈左手のピアニストのための公開オーディション〉に審査員の一人として参加してきた。

もともとは舘野泉さん・一柳慧さん・末吉保雄さんのお三方による審査だったのだが、この夏に末吉さんが亡くなられたため急遽代理の審査員を務めることになった次第。
審査員…という役は全てお断りしてきた(なにしろ音楽界で一度もコンクールや賞の審査に通ったことがない独学の食わせものの身なので後ろめたいのである)のだが、舘野さんの要請で文字通り「押っ取り刀(&日帰り)で」駆けつけることに。

今回のオーディションの参加者は、実際になんらかの身体的事情で左手のみの演奏をしている方ばかり。
Kanazawaそれぞれ個性的な音楽を持ったハイレベルの方々が集まったが、その中から、車椅子の身で圧倒的な演奏を聴かせた月足さおりさんと、私の「タピオラ幻景」や協奏曲「ケフェウスノート」なども既に演奏している瀬川泰代さんの二人が最優秀賞に選ばれ、来年春の金沢音楽祭に協奏曲のソリストとして招かれることになった。

2018年11月 9日 (金)

舘野泉リサイタル@金魚初演

Tateno181109_2舘野泉ピアノ・リサイタル@東京文化会館で「金魚によせる2つの雨の歌」初演。

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ただし、今回は都合により前半の「雨の歌」だけの披露。後半の「雨の踊り」は次回に持ち越し。

それにしても……老いに潰される音楽家が多い中で、老いてなお精力的に音楽を発信する音楽家もいる。この差は何だろう? 

最大の要素はもちろん「天(/命)」なのだろうが、「人(/徳)」と支えてくれる「家族」も大きそうだ。舘野さん御自身は昔…「才能より何より、何処でも寝られて何でも食べられること」と仰っていたが(笑。ちなみに私は昔(姓名判断だかで)天命・人徳・家庭運3つとも持ち合わせがないと断言された。「才能と仕事運はそこそこだが、天は味方せず・性格悪くして人望薄く・家庭運なし」なのだそうだ 。見事にすべて的中している(笑)。

映画ボヘミアンラプソディ

Br119_2クイーンの伝記映画「ボヘミアンラプソディー」初日を見に行く。(映画を公開初日に見に行くのは「シンゴジラ」以来(笑。

むかし(1973年頃) アマチュアのロックバンドでキイボードを弾いていた頃、ピンクフロイドの「狂気」 、EL&Pの「恐怖の頭脳改革」、イエスの「海洋地形学の物語」と並ぶ新譜として登場したのがクイーンのデビューアルバム「戦慄の王女」(当時はフラメンコ系プログレ?の「カルメン」と並ぶ新鋭バンド)だった。初期の曲はあまり強い印象を残さなかったが、「ボヘミアンラプソディ」(1975)には驚いた。当時私淑していた松村禎三師に「すごい曲があります!」と興奮して紹介したのだが「(あまりにも色々なものを詰め込みすぎていて)小賢しすぎる」と一蹴されてしまった。個人的にはそういう小細工の部分より、知と情がハイレベルで混淆する音楽のシンプルさに圧倒されたのだが、そもそもフレディーマーキュリーの「あの声」ありきで成立する唯我独尊の世界。影響を受けようにも真似しようにも手も足も出なかった。

ちなみに、この時クイーンをプログレッシヴロックにカウントしなかった段階でプログレの歴史は終了した(のだと思う)。

そう言えば、この年(1973年)には映画「ジーザスクライスト・スーパースター」も公開されている。こちらは松村禎三師が(劇団「四季」の浅利慶太氏に薦められて見に行き)「これは凄いぞ。絶対見に行け!」と厳命され、ゲッセマネのシーンで卒倒しそうになった。今にして思えば凄い年だった。

2018年11月 5日 (月)

新・動物の謝肉祭

新・動物の謝肉祭…のスコア出版(ASKS orchestra)に合わせて動画公開。
 1.犬(ショパン「子犬のワルツ)
 2.猫(ネコふんじゃった)
 3.カッコウ(ダカン「カッコウ」)
 4.ひよこ(ムソルグスキー「殻を付けたヒナの踊り」)
 5.象(H.マンシーニ「子象の行進」)
 6.蜂(R=コルサコフ「熊ん蜂の飛行」

2009年8月に宝塚ベガホールで行った〈親子のクラシック入門コンサート〉のために書かれたもの。演奏、ピアノ:河村泰子、フルート:中務晴之、ヴァイオリン:友永健二、チェロ:黒田育世。
クラシック名曲メドレー〈コンガラガリアン狂詩曲〉(室内楽版)と同編成の姉妹作。スコア&パート譜は近日中にASKS orchestraより供給の予定。

2018年11月 3日 (土)

日の出…印象

Sunrise

久しぶりに日の出を見る。

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