落語の「死神」に、寿命のロウソクが出て来る。寿命の短い消えそうなロウソクに、長いロウソクの火を足すと、生き長らえる。
このヴィジョンは基本的に「人は長生きしたいと思うもの」という前提があるのかも知れないが、もし寿命のロウソクをやり取り出来るのなら、私の残りの分はもう要らないから、誰かのロウソクに継ぎ足して差し上げたい、と最近しみじみ思う。
そもそも私のロウソク自体が、三十代くらいで消えるはずだったのを誰かに継ぎ足して貰ったような…そんな気がしてならないからだ。
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