エルガーとヴォーン=ウィリアムス
FM「ブラボー!オーケストラ」3月分2本の収録のためNHK605スタジオへ。
3月10日(日)放送分は、ヴォーン=ウィリアムス「グリーンスリーヴス幻想曲」、エルガー「チェロ協奏曲」(vc:辻本玲)ほか。
3月17日(日)放送分は、モーツァルト「魔笛」序曲、交響曲第41番〈ジュピター〉ほか。演奏は円光寺雅彦指揮東京フィル。 いずれも2019年2月2日座間市で行われた番組の公開収録から。
最初の一本は、個人的に大好きなイギリス近代もの。特に「グリーンスリーヴス幻想曲」は高校のオーケストラ部(ワグネルソサイエティ)に入って最初に練習した思い出の曲でもある。中間部に不思議なメロディが出て来て、それが凄く印象的なのだが、後年(1980年代)キース・エマーソンが「タッチ&ゴー」という曲のイントロで朗々と鳴らしていて驚いた。「なんと、まあマニアックな!」と思ったら、実はイギリスでは結構有名な古謡(Lovely Joan。採譜はヴォーン=ウィリアムス)なのだそうだ。
もうひとつちなみに、 エルガー(写真右)は犬好きで、ヴォーン=ウィリアムス(写真左)はネコ好き。その違いは音楽の性格にも表れているような気が…しないでも無い。
余談ながら、モーツァルト最後の交響曲が「41番」という一見平凡そうに見える数なのが昔から不思議だった。ところが、数学マニアの知人に言わせると「41は素数。しかも13番目の素数なので、素数番目の素数=スーパー素数」なのだそうだ。なるほど。では、これからは〈ジュピター〉ではなく交響曲第41番〈スーパー素数〉と呼ぶことに(笑