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2019年5月15日 (水)

顔認識システムの世界

Facere 人の顔を覚えるのが苦手な質(たち)なので、昨今の顔認識システムの進化と普及にはしみじみ感心してしまう。

生体認証は(昔からお馴染みの)「指紋」で決まりかと思っていたら、いつのまにか虹彩や声紋など非接触型の方向で技術は進み、気が付くと「当人は何もせずカメラが勝手に人相を照合して本人確認をする」ことが可能になってしまった。しかも単に顔の輪郭や目鼻の位置という2D情報だけでなく、顔の凹凸から表情の変化まで含めた3D情報での認識なので、変装も顔マネ?も通用せず、本人を確定する精度は99.2%ほどなのだそうだ。これでカードも印鑑もサインもパスワードもお金も必要なくなり、買い物も食事も「顔パス」で「ツケといて」が普通になるのだろうか。

さらに、駅や店や銀行や交通機関など全ての場所にこの顔認識システムが導入されれば(中国などはほぼ実現しているそうだが)、世の中に不審者はいなくなり、身元を隠して行われる犯罪はほぼ不可能になる。個人的にもiPhoneなどに標準装備されて、道で人にバッタリ会って誰だか分からないとき「XXさんです、△△出版の」などと教えてくれると至極便利なような気がする。

…が、そうすると今度は、道ですれ違う女のコの名前と電話番号を片っ端からコレクションする輩が出て来そうだから、これは技術的に可能でも現実的/倫理的にはNGだろうか。いや、同時に女性側にも相手のデータが伝わり一方的なプライバシー侵害は出来ない(いわば双方向の情報交換になる)のでOKのような気もしないでもない。確かに、権力者やハッカーだけが一方的に知らない間に個人情報を握る…という(典型的なディストピアのような)ビジョンは怖いが、全市民がお互い全市民の情報を共有する…というのはどうなのだろう。個人の意識や常識が付いていけるかどうか分からないが、新しい世界のスタイルとして有り得なくもないような気がする。

テクノロジー/セキュリティ/プライバシーが、リズム/メロディ/ハーモニーのように調和する未来。さて、人間はそんな世界を手にすることが出来るのだろうか。

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