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2019年6月12日 (水)

ドファ問題

Name最近、日本の名前の英語表記を「姓・名」の順にしようという動きが始まった(らしい)。

むかしは、「名・姓」と逆に綴る方が国際的で格好いい…と単純に思っていたが、現実に海外で仕事をするようになると(HondaとかToyotaなどという有名な名前以外は)「どっちが姓でどっちが名前?」と聞かれることが少なくない。なにしろ「名」は「First name」で「姓」は「Last name」なのだ。後の方がファーストで前がラスト…と説明すればするほどややこしい。なので、署名などでは姓の方を大文字で書くようにしていた。

ただ、発音する場合は区別の付けようもなく、海外での表記はCDでも楽譜でも記事でも全て「名・姓」の順。それに逆らって敢えて「姓・名」にこだわるとますます「どっちがFirst nameですか?」の問いが多くなると言うジレンマ。そのせいか、自分の自筆楽譜の表記も「名・姓」だったり、「姓・名」だったりまちまちで一貫性がない(笑

音楽の世界では、バルトーク・ベラやコダーイ・ゾルタンなどハンガリーの作曲家が日本と同じ「姓・名」の順。中国も日本と同じ(毛沢東はMao Zedong)だが、音楽家などは海外で活躍する人が多いので、どちらが姓なのか(ヨーヨー・マやラン・ランなど)迷うことも少なくない。なので、統一してくれると有り難いは有り難いが、過去の文献や記事や出版物まで全て…というのは無理だろうから、つまるところ「どっちがFirst nameですか?問題」(略して「ドファ問題」)が無くなることは当分無さそうだ。

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