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2019年8月24日 (土)

ことばの話・・・2

Photo_20190823100401しばらく前、若者たちで混雑する場所に行ったとき、すれ違う彼らの80%?くらいが「やばい!」「やばいよ」「やばいやばい」「ヤバイっす」「やばいね」「やばし」「やばッ」というワンワードなのに驚いた。思わず「ここは邪馬台国か!」とツッコミを入れてしまったほどだ(笑)。

翻訳すると…「うわあたくさん人が居てすごい混雑だ」「待ち合わせの時間に遅れそう」「友達を見失った」「変なメールが来た」「ケータイが通じない」「XXを持ってくるのを忘れた」「道を間違えたみたい」「おかしなヒトが居る」「今買った△△、結構おいしい!」「このストラップ、かわいい!」「変な人に声をかけられた」「口が臭い!」「天気予報ではこれから雨になりそうだって」「トイレに行きたくなった」「風が強い」「暑い!」「うるさくて聞こえない」「歩きすぎて足が痛くなった」「もうX時だから帰らなくちゃ」「足を踏まれた!」「財布忘れた」「この曲すごくいい!」・・・ということらしいが、すべての表現を「やばい」の一言で表すというのはある意味凄いと言えなくもない。

私の若い頃も使っていた記憶があるから別に新しい言葉ではないし、ここ20~30年普通に使われているので特に流行語なわけではない。もともとは江戸時代からある言葉なのだそうで、悪党や泥棒が「厄場(やば)」=牢屋・監獄に入れられそうな危ない状況のことを「やばい」と言ったのが始まりなんだとか。

それが、最近では否定的な意味でなく「(良すぎて)やばい」「(素晴らしすぎて)やばい」と逆転して、肯定的な意味にも使われるようになった。おかげで、オールマイティな(何でも一言で言い表せる)国民的言葉に昇格したわけなのだが、食べ物を口にして「やばい!」と言った時、それが「まずい(腐ってる)!」という意味なのか「うまい(おいしい)!」という意味なのか世代によって逆転してしまうのは、やばい。

似たような表現に(これはちょっと古いが)「キモイ!」があり、「気持ちいい」も「気持ち悪い」も略せば「きもい」なのに、なぜか後者の意味で使われている。そう言えば「いいです」というのも、「それでいいです」は肯定だが「それはいいです」だと否定になる。そのうち「はい」でも「いいえ」でもない「はいえ」などということばが登場する可能性もゼロでは無さそうだ(笑)。

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