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2019年8月23日 (金)

ことばの話・・・1

Laugh今更な話だが、(笑)というのは便利な記号だと思う。

例えば「現代音楽撲滅協会」と書くと、なんだか世界数カ所に支部があって腕章付けた自警団がラジオやCDをチェックしているような怖い組織のイメージだが、「現代音楽撲滅協会(笑)」と書くだけで本質と実体が伝わる(笑)。

起源は、戦前の議会や裁判などの速記録なのだそうで、たしかに発言が「戦争だ!」なのと「戦争だ(笑)!」なのとでは全く意味が変わる。対談や座談会でも(一同笑う)とか(爆笑)などと書かれていれば、どんな大激論でも雰囲気が柔らかくなる。ネットではさらに「ワロタ」や「w」(笑うの頭文字)、「草」(wの字の形から)などバリエーションが豊富だ。

個人的には、クラシック音楽(…特に現代音楽)を聴き始めた頃、気難しい話ばかりで笑って話せる人が居ない…という事が気になって、以後、文章や解説(そして音楽でも)「笑」にはこだわるようにして来た。「美しい」音楽は、泣けると同時に微笑むアイテムでもあるからだ。ただし、普通の文章に(笑)を付けるのはまだ一般的ではないらしく、以前本を出したとき、初稿でベテラン編集者氏に(笑)の表記を全部削除されたことがある(最終的には全て復活させたが)。今はどうなのだろう。

もちろん人によっては「決して笑わない」ということを信条としている人もいる。人前で「泣く」のがNGなように、「笑う」のもNGだという男の美学もあるだろうか。(現実のベートーヴェンは大いに笑っただろうが、肖像画はしかめ面ばかりだし)。さらに「笑うのは不謹慎」という事柄も世の中には多く、「笑えない」事例も少なくない。それは事実だ。

それでも、真面目な顔では正面突破できない壁も、笑って斜めから攻めれば崩せることもある。「もうだめだ!」…と言ったら全て終わってしまうが、「もうだめだ(笑)」…ならまだ先がありそうな気がする(のだがどうだろうか)

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