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2019年9月13日 (金)

13日の金曜日

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13…というのは西洋では忌み数だが、個人的には何となく「音楽的な数」という感じがする。

というのも、ドからドまでが(ドを含めて)13音(半音)だからだ。オクターヴは普通12音と数えるが、ドレミファソラシドという音階のオクターヴは(ドも含めて)「8音」8va(octavaの略)と数える。それなら半音の音階だって「13音」と数えてもいいわけだ。

ちなみに、2オクターヴは「8va」の倍だから「16va」になりそうだが、実際は15音なので「15ma(Quindicesimaの略)と書く。ただし、一瞬「は?」と思う人は多いと見えて「16ma(Sendicesimaの略)」を使うこともある。数学的に音の数は「15」が正しいが、「2オクターヴ=オクターヴの倍」なのだから、「8va x 2」でも理屈は合っている。しかも、イタリア語(楽語)の表記ではOctavaの語尾は「-va」だが、Quindicesimaだと語尾が「-ma」になる、などという面倒くさいおまけ付きなので、全て無視して「16va」と書いてしまう確信犯もいる。

・・・私も昔手書きの頃はそうしていたが、最近の楽譜ソフトでは、8va が 8va alta/オクターヴ高く、8vb が 8va bassa/オクターヴ低く(同じく15maだと2オクターヴ高く、15mbが2オクターヴ低く)という表記を採用していて、まあ、確かに合理的と言えば合理的だが、合理的すぎてあまり面白くない気もしないでもない。

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