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2019年10月 1日 (火)

祭りと惑星とEKB

Img_0839 FM「ブラボー!オーケストラ」10月11月分2本の収録にNHK405スタジオへ。

10月13日(日)放送分は、フチーク「剣士の入場」、オッフェンバック「ホフマンの舟歌」、ドリーブ:バレエ組曲「シルヴィア」、レスピーギ「ローマの祭り」。バッティストーニ指揮東京フィル(2019年9月8日第81回休日の午後のコンサートから)。

11月17日(日)放送分は、ホルスト:組曲「惑星」。バッティストーニ指揮東京フィル/新国立劇場合唱団(9月13日第925回サントリー定期から)

オーケストラのいわゆるスペクタクル・サウンドを堪能する二大名曲だが、「ローマの祭り」(1928)は独裁者ムッソリーニが登場した時期にローマ帝国のネロ皇帝を描いた音楽から始まる作品。そして「惑星」(1914/16)はまさに第一次世界大戦真っ只中の時期に「戦争の神/火星」を描いた音楽から始まる作品。…と、その背景はちょっと怖い。共に、最後は平和に(ローマの祭りは賑やかな乱舞で、惑星は消えゆくような神秘の静けさで)終わるのが救いと言えば救いか。

後半の「惑星」では、担当ディレクター氏も少年時代からの天文マニアだったらしく、「水金地火木土天海冥」という呪文に始まって「水星の実視等級は…」とか「冥王星が準惑星になったいきさつは…」とか「小惑星帯とエッジワース・カイパーベルトは…」とおじさん二人で天文談義が始まる。そう言えば、エッジワース・カイパーベルト(Edgeworth-Kuiper Belt。海王星の外にある細かい天体の帯)から48人の宇宙人が来て〈EKB 48〉と名乗る…というジョークはどこで読んだのだっけ?

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