Poser 認証不具合の顛末
新OSとは関係ないが、モデリングで愛用しているPoserというソフトの認証不具合に関する顛末のご報告。
使っているのはPoser pro 11(最新版…とは言っても2016年発売の日本語版)なのだが、これが数週間前からいきなり起動しなくなった。このソフトは、有効なシリアルナンバー(XN...という27桁)を購入し、それを入力してアクティベート(認証による有効化)する方式。購入してから数年間普通に使っていたのが、この度いきなりLicense Serverを名乗るウィンドウが開き「このライセンスは無効です」という可愛くない表示が出て起動できなくなった…というのが事の始まり。
ネットで同じ不具合の報告を探すも、あんまり使っている人がいないのか(笑)、あるいは不具合が起きるのは稀なのか、ほとんど見当たらない。とにかく日本語版購入元のイーフロンティア、開発元のSmithMicroに問い合わせつつ、ソフトの再ダウンロードや再アクティベートなどを試みるうち、問題がこの「Lisence Server」にあるらしいことが何となく分かってきた。つまり開発元がこの新しいサーバーに世界中のユーザーの認証キーを移行して管理しようとしたものの、幾つかを移行し忘れたかあるいは全部を移行し切れていないため現時点で「有効」になっていない…というわけだ。
結局、日本版のサポートセンターにその旨を伝えて確認してもらったところ、どうやらこれが正解だったようで、開発元に連絡して認証キーを有効にして貰い、無事稼働するようになった。・・・というのが今回の顛末。もし同じようなトラブルに見舞われてる方が居られたらとご参考まで。
・・・思えば、昔はソフトにプロテクトをかける…などという発想も技術もなく、複製や改変し放題だった。それがコンピュータの普及や進化を促進した一面も否定できないが、それではソフトを開発制作する側がたまらないわけで、やがて勝手に複製できないようにパスワードだの認証だのアクティベートだのの技術が開発されて現在に至っている。それはそれで素晴らしいことなのだが、不当にソフトを使う人を強固にブロックするシステムというのは、今回のように何かの拍子に正当なユーザーをブロックしてしまうこともあるわけで。(古くはロボットの反乱などというイメージもあったように)思いもかけない原因でPCやAIで制御しているすべてのものが動かなくなる可能性がゼロではないということだ。…うーん、キャッシュレスが信用できなくて現金を持ち歩く人の気持ちも分からないではないような気がしてくる。
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