左手のピアニストのための公開オーディション
昨年に続き、金沢の石川県立音楽堂で開かれた〈左手のピアニストのための公開オーディション〉に審査員の一人として参加した。
今回の審査員は、舘野泉さん、新実徳英さん(作曲)そして私の3人。順位を付けるコンクールではなく…毎年春に開かれる金沢の音楽祭に参加して下さる演奏者のオーディション…という性格から、昨年の入賞者/参加者も登場し、なんとなく同窓会?のような雰囲気も(笑
音楽祭でラヴェルの協奏曲を弾く最優秀賞は児嶋顕一郎氏、タピオラ賞(課題曲のタピオラ幻景をもっともステキに弾いた賞)に瀬川泰代さん、アイノラ賞(同じくアイノラ抒情曲集…)に黒崎菜保子さん。今回初登場の(舘野泉さんも私も「初めて見た!」と驚いた)「右手の」ピアニスト樋上眞生氏も含め、参加者全員が合格水準以上の演奏ということで優秀賞が授与され、来年5月の金沢音楽祭に出演して貰うことになった。