アフタヌーンティー
むかしイギリスのBBCで毎年録音セッションをやっていた頃、どんなにスケジュールがきつくても午後2時3時くらいになるとイギリスのスタッフは揃って「そろそろお茶の時間ということで」と休憩に入り、スコーン片手に紅茶を飲み始めることを思い出した。
日本人としては、仕事を全て終えた後ビールで「ぷはあ」という方がいいような気がしたのだが、大英帝国では昼前11時頃にもお茶(イレヴンシスティー)、午後3時にもお茶(アフタヌーンティー)、夕方にもお茶(ハイティー)。あまりに儀式化していたので「何か宗教上の理由なの?」と聞くと大笑いしていたが、そうか、あれは休むための方便だったのか…と最近思い至った。