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2020年2月

2020年2月27日 (木)

淺草の中の佐渡

B_20200229071601旅行がわりに淺草を歩く。

街行く人の殆どがマスク着用、集会やコンサートから催し物の類まで自粛…という戒厳令?下だが、雷門〜仲見世あたりは(天気がいいこともあって)一見相変わらずの賑わい。

ただし、ちょっと道を入ると閑散とした感じは否めず、飲食店などはお客の少なさに困惑している様子。そもそもマスクしながらでは食べ歩きは出来ないわけだし。

人が少ないのは一人歩きにとってはありがたいが、さすがにマスクを着用して歩いていると息苦しく、ダースベイダーにでもなった気分。時々、川べりや公園などでマスクを外して酸素補給をする。

Photo_20200229080501夕方、国際通りの路地裏に佐渡の酒と肴というお店を見つけてふらっと入ってみた。佐渡はむかし「朱鷺」がらみで何度も行った懐かしい場所でもあり、早めの時間でほかにお客さんもいなかったのでカウンター越しに美人の女将さん(もちろん佐渡出身)としばし佐渡の話に興じる。

Sadomap 最初に行ったのは学生の頃(50年近く前。日本産の最後の朱鷺が居た頃)。そのあと〈朱鷺によせる哀歌〉を書いた縁で朱鷺の保護に関わった高野高治氏・佐藤春雄氏のお話を聞きに行き、新しく出来た朱鷺保護センター(所長:近辻宏帰氏)を訪問している。

そのほかにも、佐渡で結成された鬼太鼓座がらみで訪れたり、両津で偶然読んだ「佐渡殺人事件」に出て来る外海府(海沿いの小さな集落や海府大橋、賽の河原)を回ったり、NYから来たモダンバレエのダンサー氏らと真野や相川を旅したり、と色々な記憶が「北雪」(佐渡の地酒)と共に蘇る。

2020年2月26日 (水)

確定申告と死亡届(仮)

Taxp例年より少し早めに、確定申告に税務署へ行く。 

数年前から介護離職中ではあるのだが、作曲家というのは(演奏家と違って)仕事をしないと即収入ゼロになるわけではなく、印税とか雑収入が相変わらずあるので、一応、還付申告が欠かせない。

なるべく空いている時間帯に…と平日の昼間に行くと、時間のせいなのか新型風邪のせいなのか申告窓口には誰も並んで居らず、担当氏が数字を確認し受け取りのハンコをぽんぽんと押し、1分も経たずに申告終了する。

余談ながら、お役所に行くたび思い出すのが、むかし悪友の一人が言っていた「死亡届(仮)」というネタ。普通、死亡届は「死にました」という過去形の届け出だが、「死にます」という進行/未来形の届け出があってもいいんじゃないか、と言うのである。提出出来るのは50歳以上に限定されるが、この届けを出すと、死んだ後の諸々の手続きを生前に済ませることが出来るうえ、オプションで確実安楽即効自死セット(薬か拳銃か縄を選べる)が貰える…という超ブラックな代物。

「いやいや、いくらなんでも窓口の人が〈やめなさい〉と止めるんじゃない?」と言うと「結婚届を出しても、窓口で〈悪いこと言わないからやめなさい〉と止めたりしないだろ?」と減らず口を言う。生まれる権利・生きる権利・結婚して子孫を残す権利・があるなら死ぬ権利だってあるはず…と力説されると「そんなもんかな」という気になるが、確かに国公認の確実安楽即効自死セット(悪魔的なんだか天使的なんだか分からないが、そういう研究は進んでいるのだろうか?)というのがあったら手元に一つ置いておきたい気がしないでもない。

2020年2月24日 (月)

桜・コロナ・桜

Sakura200223a_20200224071101近くの公園で早咲きの桜がもう咲いている。

街は新型コロナウィルスの影響でマスクをした人が多く、どことなく微妙な緊張感があるが、桜の周りだけは別世界。優しい日差しと暖かい陽気でそこだけ天国?のようだ。

ちなみに、中国発の新型感染症は「COVID-19」という正式名称になったそうだが、報道などではまだ「新型コロナウィルス」。名前は可愛いが、感染力が高く、ちょっと怖い。ウィルス名は「SARS-CoV-2」なのだそうで、SARS(重症急性呼吸器症候群)と言えば、2002/3年に世界的に大流行したのが記憶に新しい。

映画やTVドラマなら数日ほどでワクチンが出来て「The END」だが、現実は(これほど科学力が発達した現代でも)簡単にはいかないようだ。かつてのペストや黒死病のように、人口の半分以上が死んでしまう…というような伝染病は現代ではもう有り得ないだろうが、ここまで飛行機や電車や車で世界中が繋がっている時代では、感染し始めたらあっと言う間に世界中に広まって食い止めようがない…という恐怖はひしひしと実感する。

とは言いながら、さしあたりは…早咲きの桜を愛でつつ来たるべき春を待つ日々…

2020年2月22日 (土)

ネコの日

Necos222 2020年(令和2年)2月22日…と「2」づくしの猫の日。

2020年2月21日 (金)

20世紀の記憶/南欧の香り

SoutheuFM「ブラボー!オーケストラ」3月分2本の収録にNHK403スタジオへ。

3月1日(日)放送分はレスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア:第3組曲」とロドリーゴ「アランフェス協奏曲」(g:大萩康司)。
3月8日(日)放送分は、ニーノ・ロータ「弦楽オーケストラのための協奏曲」とメンデルスゾーン「交響曲第4番〈イタリア〉」。演奏は、いずれも三ツ橋敬子指揮東京フィル(2020年2月1日@千葉県東金市の東金文化会館での番組公開収録より)

と、イタリアおよび南欧にちなんだ名品4つ。メンデルスゾーン以外は全て20世紀(レスピーギとロドリーゴは1930年代、ロータは1960年代)の作品だが、どの曲も無調のムの字もない(?)潔いまでの非現代音楽。

思えば、あの時代、無調音楽に汚染されなかった治外法権的な聖域?が社会主義国家ソヴィエト連邦以外にもあった。それが映画音楽界だ。無調がイヤな作曲家は(裏切り者/堕落/退嬰的/大衆迎合/金目当て…と罵声を浴びせられながらも)こぞって亡命?を果たし、メロディやハーモニーを思う存分鳴らし、生き残った?……という視点が正しいのかどうか良く分からないが…。

むかしNHKの番組のため来日したシュニトケと話す機会があり「ソヴィエト連邦と現代音楽の時代の狭間でどうやって生き延びたのですか?」と聞いたところ「映画音楽です。おかげで経済的に生き延びました」という切実かつ現実的な答えにちょっと驚いたことがある。確かに「人は音楽のみにて生くるものにあらず」。口に入るパンなくして何が芸術か…と言われればその通りなのだ。生きるというのはつくづく怖い営みである。むかしも、今も。いや、どんな時代でも。

2020年2月 9日 (日)

墓参り

Terra父の命日で墓参りに出かける。

とは言え、死んだ後も「霊魂」はあるのか?と問われれば、「ない」と即答するのが理系の魂(笑)。

しかし、パソコンの古い端末が機能を停止しても、そこに入っていた情報やプログラムは完全に消滅したわけではないように、ハードウエア(身体)のひとつが死んでも、ソフトウエア(霊魂)やデータは新しい端末や記憶媒体やネットの中で生きている。…という言い方をするなら、まだ父のプログラムは息子(私)の中で稼働していることになる。

で、そのうち私という端末が機能を停止しても、クラウドだかネットだかに浮遊するデータの残像が残っている限り「どこかに生きている」状態は続き……緩やかな忘却と希釈と溶解の果てに消えてゆく(成仏する)わけだ。合掌。

2020年2月 6日 (木)

Ten Nose

Tennose3天気が良いので天王洲まで水を見に行く。

水面やビルに映り込む不思議な光の模様が面白い。

Tennozと英語表記されているが、10 noseでいいのに…と余計なことを思う。

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