春(コロナ)の嵐
桜を待つばかりだった日本に思いもかけない「春(コロナ)の嵐」到来。
最初は対岸のアウトブレイク(感染症の集団発生)だったものが、世界中に感染が広がり、日本も後手後手の対策を非難され、オリンピックにも影響が出かねない状況となって尻に火が点いたのか、いきなり全国の小中高校一斉休校という荒技に。中国がひとつの都市(武漢)をいきなり封鎖してしまったのに続く(そこまでやるか!の)衝撃である。
ほとんど外出せず、たまに出ても一人飲みで誰とも接触しないのがデフォルトの身としては、今回の件に関してあまり実害はないが、スポーツの試合から演劇やコンサートまで続々と無観客や中止になる現状は、新手の戒厳令みたいでちょっと怖い。おかげで、震災の時は微かでも心の支えになり得た「音楽」が、ウィルスの前では問答無用で消し飛んでしまった感じがして…なんとも言えない喪失感に襲われる。
それでも、世界はぽかぽか陽気で、街には学校が休みの子供たちの姿も多く、不思議に明るいことだけが唯一の救い。何とか早く終息して「そう言えば、そんなこともあったなぁ」という昔話になる日を待つばかり。
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