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2020年4月

2020年4月30日 (木)

ワクチンとしての音楽

Picturem いつまで続くか分からない新型コロナ禍に覆われた世界の底に蠢きつつ、もしかしたら音楽家というのは普通の人より不遇に対する耐性が強い(鈍い?)のかも知れない、とふと思う。

考えてみれば「今月も収入ゼロです」とか「残念ながら落選です」とか「演奏会がナシになりました」とか「ここ半年ほど仕事はありません」とか「申し訳ありませんがボツです」とか「悪いけどギャラは出ません」とか「今回はなかったということに」などという台詞は昔から聞き慣れ過ぎていて、今更そのくらいのことでいちいち絶望を感じたりはしない。(特に作曲家は!)

そもそも音楽家なら誰でも(褒められっ放しで育った一部の不幸な?天才を除いて)そういう不遇ウイルス禍の中を這い上がって来ているので、(多かれ少なかれ)不遇への抗体を持っている。それを乗り越え生き残った人だけが音楽家を続けていると言ってもいいくらいだ。

なので、もし抗体のない一般の人でも「音楽」を聴いて何か力付けられることがあるのだとしたら、音楽家の持つそういった不遇ウイルスへの免疫力が、音を通じて伝わるから…なのかも?知れない(…と思うのだが、どうだろうか)。

2020年4月 8日 (水)

杜を行く

Img_5053東京にも緊急事態宣言が出され、代々木公園、新宿御苑と徒歩圏内の散歩コースを全て封鎖されてしまったので、最後の砦?である明治神宮をぐるりと回って生活必需品の買い物に出る。人影は殆どなく、なんだか地球ならざる星を宇宙服で歩いているような気分だが、深い緑の下は空気も清浄な気がしてマスクを外し、しばし深呼吸してみる。

神頼みをしようにも、もともと神に「人の命」を優先する理念などあろう筈もなく、人間だろうがキクガシラコウモリだろうがオオグソクムシだろうが平等に生と死を振り分ける。当のウィルスはただその習性のまま自己を複製させているだけで何の悪意も意志もなく、この事態の終息は(何かの拍子に突然ウィルスが消滅する以外は)、ワクチンが開発されるか、感染して免疫を持つしかない。全員が助かる術はなく、その間に何%かは犠牲になる。人間に出来るのは、それをどれだけ低く抑えられるかだけ。なんとも怖い設定のゲームに人類全体が入り込んでしまったわけだ。

…という虚無感と無力感を深く心に刻みつつ、一時間ほどの散歩の間で「人との接触」は結局コンビニのレジのお姉さん一人。会話はマスク越しの「支払はSuicaで」のみ。音楽はどこにもなく、ただ青い空と白い雲だけが頭上に広がるばかり。

2020年4月 1日 (水)

新型コロナな世界に生きる

Virusヘンな世界になってしまった。

未知のウィルスが世界に蔓延する…というのはSF小説や映画ではお馴染みのシチュエーションだが、自分がその世界の中に居て内部から状況を見ているというのは不思議な感じだ。

個人的には、もう何年も前から閉じた世界の中でひきこもった生活をしているのでロックダウンには耐性があるが、アクティヴな若い人やこれから人生を謳歌する人たちにとっては悪夢に違いない。「ひと月くらいで終息する」と分かっていれば何とか我慢のしようもあるが、下手すれば年を越す可能性もあると言う。それでも何年続くか分からない終わりの見えない災厄よりはマシだと思うしかない。

人は、イヤだ!と叫んでも、やめてくれ!と泣いても、逃げようがないものに、人生で何度か遭遇することがある。戦争だったり、災害だったり、XXだったり、△▽だったり。これもそのひとつ、と割り切るしかないのだろう。

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