フォト

Home page

お知らせ

  • 音楽館
    作品視聴…映像付き
  • 楽譜出版《ASKS.orchestra》交響曲,協奏曲,室内楽などのスコアを電子版(PDF)で販売中。海外向け→**
    出版作品一覧→***NEW
  • 《図解クラシック音楽大事典》(学研)イラストとまんがでオーケストラや楽典から音楽史までを紹介する掟破りの入門書。旧〈音楽大事典〉の超大幅改訂復刻版。
    作曲は鳥のごとく》(春秋社)自らの作曲家生活を綴った独学の音楽史@2013年3月刊
    《調性で読み解くクラシック》(ヤマハ)調性および音楽の謎を楽理・楽器・科学・歴史から読み解く文庫版入門書。
  • ブラボー!オーケストラ
    ・NHK-FM 毎週日曜日19:20~20:20放送。毎月第1-2日曜日(+α)東京枠解説担当。
    ・01月05日再/12日/19日
    ・02月02日/09日/16日
    ・03月01日/08日/29日
    ・04月05日/12日/19日
    ・05月03日/10日/17日/24日
    ・06月07日/14日/21日
    ・07月05/12/19/26日(再)
    ・08月02日/16日/23日
    ・09月06日/13日/20日/27日

« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »

2020年5月

2020年5月27日 (水)

幸運の女神の前髪

StravinskykhachaturianNHKFM「ブラボーオーケストラ」テレワーク自宅収録作成第3回目。

作成は6月分放送の残り1本で、東京フィル第16回「平日の午後のコンサート」(2020年1月17日東京オペラシティで収録)での広上淳一指揮によるロシア・ソヴィエト名曲集。(今回もテーマやオーケストレイションの説明にMIDI音源を鳴らしつつの解説)

6月21日(日)放送予定分は、ハチャトリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」から抜粋5曲、ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)。およびヴェルディ「凱旋行進曲」/メンデルスゾーン「結婚行進曲」/シュトラウス一世「ラデツキー行進曲」という行進曲3題。

「火の鳥」はストラヴィンスキー28歳の時の出世作。「ガイーヌ」はハチャトリアン31歳の時の出世作。当時の写真で見ると、やっぱり二人とも若々しく、いい目をしている。ストラヴィンスキーは無名の新人ながら先輩作曲家の代わりに急遽抜擢された突然の代役、ハチャトリアンの方は戦時中(1942年)とあって何もかも無茶ぶりの上演(突然「なんか派手なダンスを入れろ」と言われて一晩で「剣の舞」を書いたのは有名な話)。共に、突然現れた幸運の女神の「前髪」をとにかく引っ掴んで成功した貴重な例だ(ちなみに、女神に「後ろ髪」はないので、通り過ぎたらもう掴むところはない…のだそうだ)

しかし、前髪にしろ何にしろ、通りがかった女神の身体の何処かを掴むというのは…超難題に違いない。もし失敗したらセクハラで人生は終了(笑。それに成功すること自体が幸運なのかも知れない。「触らぬ神に祟りなし」。

2020年5月24日 (日)

5月の悪夢の歌

Img_5180ひさしぶりに緑の中を歩く。

ここ数ヶ月、世界中が恐怖のあまり学校から劇場から会社から店から何もかも閉めてしまい、「コロナだから」と言えば甲子園の野球大会だろうが何百年も続く祭りだろうが何でもかんでも「とにかく中止」にしてしまって居るわけだが、これは果たして正気の沙汰なのだろうか?本当に?

何だか…後になって検証してみたら「まったく無意味だった」と言われてしまうような…取り返しの付かないことをやっているのではないか?という悪寒を全身の鳥肌と共に感じてならない。

おまけに、新緑のいい空気を吸いに外に出たはずなのに、マスクをしながら歩いていて暑さと息苦しさとで呼吸不全に陥りそうになる(これでパッタリ倒れて死んだら、感染による死亡者に数えられるのだろうか?あるいはただの不審死?)。

これは「テロ」だ。ウィルスではなく「恐怖」が文明を破壊する。そして、息をしろ・でも・息をするな・という矛盾だらけの悪夢はまだ続く。

2020年5月18日 (月)

是非に及ばず

Photo_20200518111001しかし酷い日々である。
ひとつの重荷を必死で耐えているところに、重ねて重荷を背に積まれるのは(まあ、今までの人生でも何度かあったけれど)歳を取ると正直、格段にこたえる。
背骨がぎしぎし音を立てているのが分かる。ついでに腰も…(笑

なので、ネットなどで「大丈夫」とか「がんばろう」とか「家の中で楽しもう」などという台詞を呟かれても、(マスクや一時給付金と同じく)届く前に泡のように虚しく消えてしまう。

ちなみに、今回のコロナ禍、感染するのは老若男女問わないものの、重篤化し死亡するのは60歳以上の男性(さらに持病があったり肥満しているとポイント倍増)が7-8割を占めるのだそうで、私を含めて世界中の爺さんたちは、外に出たら最後ピンポイントでゴルゴ13に狙われていると自覚すべきなのだろう。

……それにしても、家の内は火が燃えていて、外には明智の軍勢。色々思いは巡り、色々なことが走馬燈のようによぎるが、脳裏に浮かぶ言葉は、確かにこれしかない、としみじみ思い至る。

「是非に及ばず」

2020年5月13日 (水)

ヘ短調の人生

Photo_20200511134601NHKFM「ブラボーオーケストラ」のテレワーク自宅収録作成第2回目。

作成したのは6月放送分の2本、東京フィル第83回「休日の午後のコンサート」(2020年2月11日に収録)から小林研一郎指揮によるロシアと北欧の名曲集。今回も「聴きどころポイント」をMIDI音源で鳴らしながらの曲目解説。

6月7日(日)放送予定分は、チャイコフスキー:歌劇エフゲニーオネーギンから「ポロネーズ」、グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調」(ピアノ:高木竜馬さん)ほか。
6月14日(日)放送予定分は、チャイコフスキー「交響曲第4番ヘ短調」ほか。

この第4番を書いている頃のチャイコフスキーは「人生とは、つらい現実と束の間の夢の交錯にすぎず、安らぎなど何処にもありません」…とかなり悲観的なことを書き綴っている。今回の世界的規模の災厄で、取り返しの付かない時間を喪失した人やかけがいのないものを破壊され失った人にとっては、心に染みる一言そして一曲に違いない。・・それでも人は生きて行く。それが人生だ。

オンエアになる6月には、世界が少しはマシになっていますように。

2020年5月 5日 (火)

テレワーク自宅録音

At9934usb NHKFM「ブラボーオーケストラ」5月後半放送分2本の解説を自宅収録する。外出自粛の中、遅ればせながらのいわゆるテレワークである。

録音は、家にあるパソコン(iMac)にUSBマイクを繋ぎ、録音編集用ソフト(LogicProX)で音声を取り込む「一人」作業。音声データ(wav)をネット経由でNHKに送り、後日それを音楽と合わせて編集し一本の番組にするそうだ。

家は古い一軒家なので完全防音というわけには行かず、部屋で一人喋っていると時々飼いネコが覗きに来て「何してるんニャ?」という鳴き声が入るという環境ながら、夜間に録音すればなんとかなりそう…ということでGOサインが出た。

5月17日(日)放送(予定)分は、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(p:阪田知樹)アンコール「ヴォカリーズ」
5月24日(日)放送(予定)分は、ベルリオーズ:幻想交響曲。いずれも、バッティストーニ指揮東京フィル。2020年1月24日第930回サントリー定期で収録したもの。

Tracks_20200503113501

ちなみにパソコンに取り込んだ音声データは↑こんな感じで編集もできるので、解説音声(上段)に音サンプル(下段)を加えることも可能。今回は、ラフマニノフの協奏曲冒頭主題や幻想交響曲のイデーフィクスの旋律3種などをMIDI音源で作って入れてみた。

蛇足の余談ながら・・・外出自粛(がいしゅつ・じしゅく)というのはミニ早口言葉みたいで言いにくい。おかげで何回も噛んでしまい、録り直すことになってしまった。

« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »