かんかん照りの猛暑の昼。ひさしぶりの外界で宝石のような青い水を湛えるプールが眼に入り、そのあまりの美しさにしばし呆然と見入ってしまった。
世界が煉獄のごとく過酷な状況の中、それでもあんな青い天国のような水の中で涼やかに微笑むことができる幸福な人たちも居るのだなあ、と羨ましさで気が遠くなる(笑
最後にプールで泳いだのは…かれこれ半世紀ほど昔だろうか。以来さっぱり水に入った記憶はない。丘の上から揺らめく水面を見下ろしながら、世界がぐるぐる回っているのをただ見続けている。
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