ヘンな年だった。
…と同時に、大変な年だった。
社会的にも、個人的にも。
さほど凶悪とも言いがたいウィルスひとつにここまで世界中が翻弄され、今まで呑気に信じていた社会的な「常識」が打ち砕かれ、人間の文明や叡智や存在そのものに対する失望(絶望)が広がり、そして音楽は…と言うと、「人から人へ」が否定された世界でどうやって生き残るか?を考えることに必死で、存在の根底すら揺らいでいる。しかも、まだ何も終わっていない。
「これは、罰ゲームなんだよ」と、居酒屋の感染防止のビニールカーテンの向こうで酔客のひとりが言う。
そうかも知れない。でも、何の?(思い当たることが多すぎて分からない)
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