運命のトラウマ
今回は12月27日(日)放送分で、波乱のベートーヴェンイヤーの最後を飾るベートーヴェン交響曲第5番〈運命〉。演奏はチョン・ミン指揮東京フィル(2020年10月19日第944回サントリー定期から)。
この曲、12月22日(1808年)という年末の寒いときに〈田園〉と並んで初演され、お客も少なく・演奏もうまく行かず・反響も鈍く・当然報酬も少ない・というベートーヴェンに眉間の皺とトラウマを残すことになった因縁の曲(らしい)。・・というわけで、残りの時間には往年の大指揮者ヴァツラフ・ノイマンと東京フィルが共演した歴史的CD録音(1991年11月のライヴ)から「田園」の第2楽章も聴くことに。