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2021年1月

2021年1月29日 (金)

内需の功

Catflat_20210129120201コロナ禍のクラシック音楽界は大変な状況だが、微かに希望の持てる話もある。外来の演奏家や指揮者が来日できないためオーケストラの演奏会などで「代役」として我が国の若い演奏家が登場する機会がいくらか増えていることだ。

現代のように世界中から音楽家たちがひょいひょい来られる状態では、いくらテクニックや音楽性を磨いても世に出るのは至難の業。なので、今回のような鬼の居ぬ間(?)に自分の居住する地域での内需を確保する機会を得られるのは、演奏家にとっても聴き手にとっても健全なことのような気がする。特に、指揮者などは(こういう事態に備えて)国内在住の若手指揮者を常任に据えることがもっと推奨されていいと思う。

これまでは世界中を飛び回る売れっ子(今日はパリ・明日はニューヨーク・週末は東京というような)が成功した音楽家の理想の形だったが、それが今回そのまま感染拡大とパンデミックの温床となったわけで、この騒動を機に一定の地に土着・滞在するイン・レジデンスという形を再評価する時代が来るのかも知れない。なにしろ今回の騒動が収まっても、もう前のようには戻れないことは確かなのだから。

(ちなみに作曲家はというと…もともとクラシック音楽界では「死んでなんぼ」の存在なので、居ても居なくても生きていても死んでいても状況に殆ど変化はないような気がする(笑)

2021年1月22日 (金)

印象派風の公園の午後

Parka

このところ近くの公園を散策するのが日課になっている。

ほぼ毎日同じ道筋を歩くのだが、自然の木々の景色(とは言っても造園自体は人工ではあるのだが)は天気や時間帯そして光の具合によって様々に変化し、飽きることがない。……まあ、感性がすっかり老人になっているせいもあるけれど(笑

そのまま芸術絵画になりそうな不思議な場所も幾つかあって、↑これなどはジョルジュ・スーラの絵画風。遊んでいる子供たちがエルフかノーム(森の妖精)に見える。

昔はこういう景色を見ると音楽がきらきらと頭の中に涌いて出て来たものだが、もはや微塵もそういう気配はない。そこにはただ、風が吹き抜けるだけ・・・。

2021年1月19日 (火)

息苦しい世の中

Masks日本中がすっかりマスクの世界になってしまった。

ひきこもりは不健康になるばかりなので、時々ちゃんとした空気を吸いたくて近くの公園に散歩に出るのだが、見事に誰も彼もが(当たり前のような顔をして)マスクをしている。中にはマスクをしながらジョギングしている人さえ居て、なんだか悪い夢を見ているような気分になる。

とは言え、こちらもエチケットとして…(まあ、外に出るのに必ずパンツをはくようなレベルで)マスクを着用しては居る。そのこと自体は、もう慣れた。しかし…鼻と口を塞がれる「息苦しさ」だけはどうしても慣れない。30分ほど歩くと、どこかでマスクを外して「ぷはあ」と息をしたくてたまらなくなる。

「息苦しい世の中」…という言い方は昔からあるが、社会的・精神的ではなく・文字通り「息苦しい」世の中になるとは、まさに世も末。先日、デパートで買い物をして「どこか息が出来る処はありませんか?」と訊いたところ「は?」といたく怪訝な顔をされたが、駅やデパートや大きなビルあるいは商店街などには、そろそろ「喫茶室」でなく「呼吸室」が欲しい(笑。

2021年1月13日 (水)

ハ長調とハ長調

Schubertmozart FM「ブラボー!オーケストラ」の収録にNHKへ。

今回は、2020年12月5日の東京交響楽団第687回定期(サントリーホール)を2回に分けて放送。1月31日(日)はモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番(p:児玉桃さん)ほか。2月7日(日)はシューベルト:交響曲第8番〈ザ・グレート〉。演奏は鈴木雅明指揮東京交響楽団。

モーツァルトのハ長調(ピアノ協奏曲)とシューベルトのハ長調(交響曲)という組み合わせ。同じハ長調ながら、後期に足を踏み出したモーツァルトと、ポストベートーヴェンに足を踏み出したシューベルトの描く世界は、一筋縄ではいかない多層的な音楽を聴かせて素晴らしい。そして指揮の鈴木雅明氏の味なのか、優しいながら清々しい響きがどこまでも心地いい。ただ、グレートは第9であって欲しい。昔も今も、そしてこれからも(笑。

2021年1月 6日 (水)

花と空と海と

Hanasora妹の墓参に湘南へ。

帰りにちょっと海を見たくなって江ノ島まで足を伸ばす。

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