息苦しい世の中
ひきこもりは不健康になるばかりなので、時々ちゃんとした空気を吸いたくて近くの公園に散歩に出るのだが、見事に誰も彼もが(当たり前のような顔をして)マスクをしている。中にはマスクをしながらジョギングしている人さえ居て、なんだか悪い夢を見ているような気分になる。
とは言え、こちらもエチケットとして…(まあ、外に出るのに必ずパンツをはくようなレベルで)マスクを着用しては居る。そのこと自体は、もう慣れた。しかし…鼻と口を塞がれる「息苦しさ」だけはどうしても慣れない。30分ほど歩くと、どこかでマスクを外して「ぷはあ」と息をしたくてたまらなくなる。
「息苦しい世の中」…という言い方は昔からあるが、社会的・精神的ではなく・文字通り「息苦しい」世の中になるとは、まさに世も末。先日、デパートで買い物をして「どこか息が出来る処はありませんか?」と訊いたところ「は?」といたく怪訝な顔をされたが、駅やデパートや大きなビルあるいは商店街などには、そろそろ「喫茶室」でなく「呼吸室」が欲しい(笑。