運転免許返納記
今年の誕生日で運転免許証の更新…だったのだが、次回は(まだ生きていれば)70代になるし、こんな時期で講習会も混雑してそうだったので、思い立って…と言うより面倒くさくなって返納してしまうことにした。
そこで「返納します!」と意気込んで免許更新センターの受付に行ったわけなのだが、最初の一言が「まだお若いのに」(笑)。そして「わざわざ返納しなくても、更新の期限を過ぎれば自動的に失効になりますから何もしなくて大丈夫ですよ」と言われ、あっさりUターン(笑。返納した場合、代わりの身分証明書として「運転経歴証明書」↑というのを希望すると呉れるそうなのだが、無料ではないし、そこに貼る写真も別途必要。既にマイナンバーカードを持って居るならあまり意味がないとのこと。
ちなみに免許自体は、大学に上がってすぐ18歳の時に取って以来50年間無事故無違反のゴールド免許(優良運転者)。とは言っても(お察しの通り)ほとんど運転などしていないからで、最後に運転したのは30年以上も前。別に車を運転したかったわけではなく、作曲家という怪しい仕事を始めるに当たって身分証明書に当たるものが必要だったからで、大学近くの教習所で学割がきく間に取り、すぐに原付バイク(ホンダのスーパーカブ)を中古で手に入れて、御中元や御歳暮シーズンの荷物配達のアルバイトなどでフル稼働。休みの日などは三浦半島や高尾山から富士五湖あたりまで遠出した。
一方、四輪の方はと言うと…買うお金も置く場所もなかったので年に数回レンタカーを借りるくらい。それでも北海道一周とか東北旅行などで一週間くらい乗り回したこともあったし、軽井沢とか草津にも何度か出かけた。最後に乗ったのは確か佐渡だった。いや、若かった(笑
というわけで晴れて無免許になったわけだが、そうなると何だか急に中央高速を八ヶ岳あたりに向かって飛ばしたくなる。そう言えば、十代の頃はアストンマーチンかシボレーコルベットを持つのが夢だった。何処で道を誤ったか…