孤独のグルメの孤独
最近ひきこもり孤食しながらPrimeVideoの配信で見ているのが「孤独のグルメ」という番組。
中年男性が仕事の合間にあちこちの街で独り食事をするというだけの30/40分枠のセミドキュメンタリードラマ…なのだが、登場するお店はいわゆる有名店や高級店ではなく商店街などにある普通の庶民的な食べ物屋。和食・中華・各種民族料理からカフェ・スイーツまで好き嫌いなく「お腹が空いた」と行き当たりばったりに店に入ってメニューを隅から隅まで眺め色々と料理を頼んでは「うん、これはいい」とか「やはり米の飯に合う」とか(心の声で)呟きながら独りで次から次へとひたすら食べる。
それだけ……のドラマなのだが、知らない街で知らない店に入り知らない料理を注文する(しかも独りで!)というのは、普通の人にとっては結構ハードルが高い行為。なので、意外とギャンブル性やゲーム性もありグルメ(食通)ドラマとして成立しているような気がする。(実際、2012年に始まって以来今期でシーズン9を迎える長寿人気番組でもある)
主役の松重豊氏の(強面なのにとぼけた味わいの)シャイで寡黙な健啖家ぶりが絶妙だが、原作者の率いるScreenTonesというバンド?のオモチャ箱っぽい音楽も面白い。中でも主人公が「腹が減った」と決めのポーズを取るときのとぼけた「3音」↑が出色。
・追記・9日夜から始まった第9シーズンだが、登場人物がみんなマスクをしていることに(改めて)ショックを受ける。こんなご時世(特に飲食店関係)で仕方ないとは言え・・・ショック(泣
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